クラシックのからくり~「かたち」で読み解く楽曲の仕組み~
- ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス (2016年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784636916959
作品紹介・あらすじ
構造や仕組みを知れば、感動の仕組みまで理解できる!楽曲の「かたち」から音楽の構成を徹底分析する、画期的な一冊。
感想・レビュー・書評
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クラシック曲の形式を譜面を味得て紹介する本。とはいえ、半分は歴史や楽器の紹介。実際に譜面を見ながら曲を聴くのはとても参考になった。
バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1巻』冒頭の第1番ハ長調のフーガは聴き慣れているものの、譜面を見ると四声のポリフォニーで、一人で弾いているとは思えないほど複雑だったので驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラシック音楽の構造や、ざっくりとした歴史を分かりやすく紹介。堅苦しくないので読みやすいです。
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2022/3/6
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本書の内容をザックリ説明すると、
1音楽はメロディ、リズム、コードで作られてるといったような基礎の基礎
2カノン、変奏曲、ソナタ形式などの説明
3実際の曲を持ってカノン、変奏曲、ソナタ形式などの解説
4中世、バロック、古典、ロマン、近代、現代の歴史をザックリ説明
5この曲はカノン?ソナタ形式?の一覧
個人的には主題の意味とか、ソナタ形式とか二部形式とかよく知らなかったので、2と3で分かりやすく理解することができた。
クラシックは主題が大事なんだとわかってきた。
歴史もほとんど知らない私からすると4の内容も他の入門の本と合わせて読むと頭に入ってくる。
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「形式」について分かりやすい説明。ピアノ曲は知らない曲が多いので、参考例がオケ曲のバージョンの本があれば、もっとよく「実感として」理解が捗ったかも。
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形式、様式、音楽史、演奏形態についての解説、それぞれの鑑賞のポイントから楽器の説明まで、ごく簡単にまとめられている。ヤマハ・ミュージック・メディアらしい本。譜例も多く、ある程度音楽に親しんでいる方が分かり易い。教室の書棚に置くにも良いと思う。◇音高を目指す学習者にもいいかもしれない。クラシック音楽に魅せられ、「聴いてリラックスするだけでは満足できない」、「クラシックの森に、深く足を踏み入れてみたい」と思い立った人にプレゼントすると喜ばれるのではないだろうか。
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わかり易さが絶妙、ただ音楽の基礎知識は必要か