クラシックのからくり~「かたち」で読み解く楽曲の仕組み~

著者 :
  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
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本棚登録 : 84
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784636916959

作品紹介・あらすじ

構造や仕組みを知れば、感動の仕組みまで理解できる!楽曲の「かたち」から音楽の構成を徹底分析する、画期的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • クラシック曲の形式を譜面を味得て紹介する本。とはいえ、半分は歴史や楽器の紹介。実際に譜面を見ながら曲を聴くのはとても参考になった。

    バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1巻』冒頭の第1番ハ長調のフーガは聴き慣れているものの、譜面を見ると四声のポリフォニーで、一人で弾いているとは思えないほど複雑だったので驚いた。

  • クラシック音楽の構造や、ざっくりとした歴史を分かりやすく紹介。堅苦しくないので読みやすいです。

  • 2022/3/6

  • 本書の内容をザックリ説明すると、
    1音楽はメロディ、リズム、コードで作られてるといったような基礎の基礎
    2カノン、変奏曲、ソナタ形式などの説明
    3実際の曲を持ってカノン、変奏曲、ソナタ形式などの解説
    4中世、バロック、古典、ロマン、近代、現代の歴史をザックリ説明
    5この曲はカノン?ソナタ形式?の一覧

    個人的には主題の意味とか、ソナタ形式とか二部形式とかよく知らなかったので、2と3で分かりやすく理解することができた。
    クラシックは主題が大事なんだとわかってきた。
    歴史もほとんど知らない私からすると4の内容も他の入門の本と合わせて読むと頭に入ってくる。


  • 「形式」について分かりやすい説明。ピアノ曲は知らない曲が多いので、参考例がオケ曲のバージョンの本があれば、もっとよく「実感として」理解が捗ったかも。

  • 形式、様式、音楽史、演奏形態についての解説、それぞれの鑑賞のポイントから楽器の説明まで、ごく簡単にまとめられている。ヤマハ・ミュージック・メディアらしい本。譜例も多く、ある程度音楽に親しんでいる方が分かり易い。教室の書棚に置くにも良いと思う。◇音高を目指す学習者にもいいかもしれない。クラシック音楽に魅せられ、「聴いてリラックスするだけでは満足できない」、「クラシックの森に、深く足を踏み入れてみたい」と思い立った人にプレゼントすると喜ばれるのではないだろうか。

  • わかり易さが絶妙、ただ音楽の基礎知識は必要か

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著者プロフィール

東京藝術大学卒、同大学院修了。日本大学芸術学部講師、名古屋芸術大学大学院教授を経て、現在、浜松学院大学短期大学部特任講師。作曲を三善晃氏に師事。
著書に『フォルマシオン・ミュジカル 名曲で学ぶ音楽の基礎 Ⅰ、Ⅱ』『名曲で学ぶ音大入試の楽典』(音楽之友社)、『ミュージック・トレーニング』全2巻(全音楽譜出版社)、『形式から理解するクラシック』『クラシックのからくり』(ヤマハミュージックメディア)等がある。

「2020年 『フォルマシオン・ミュジカル ジュニアのための 名曲で学ぶ音楽の基礎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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