音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バッハ

著者 :
  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784636963021

感想・レビュー・書評

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  • 聖トマス教会のカントルとして後半生の27年間をすごしたライプツィヒ時代を軸に、生い立ち、音楽家としての実績、市参事会との軋轢……作曲家・演奏者・教育者そして家庭人としてのバッハを立体的に描き出す

    《無知・無理解と戦った、不屈の闘志》──帯のコピー

    “10歳から読めるクラシック音楽入門書”として企画された「音楽家の伝記 はじめに読む1冊」シリーズの1冊

    〈音楽によって、多くの人びとの心を、キリストへの愛に導きたい。〉
    〈何が人間としていちばん大切か。それは何かを通して神につかえることだ。〉

    プロローグにメンデルスゾーンによるバッハ再発見を置くあたり、おとな読者にもたえられるバッハ入門書

    作曲家の物語シリーズ『バッハ』(1981年/リブリオ出版)の増補改訂版、2019年刊

    ちなみにオリジナルシリーズ全20巻中19巻を“音楽作家”である著者が手がけている

    ※p.176〈うっぷんはらす〉⇒〈うっぷんをはらす〉
    ※p.276〈ヘルデル〉⇒〈ヘンデル〉

  • またまたバッハの本。バッハとベートーベンには敵わない。環境や教育である程度の技術は伝承出来るのだろうが、才能は遺伝しないんだな。

  • いまでは大作曲家としてその名を知られるバッハ。しかし死後は、メンデルスゾーンによって再評価されるまで忘れ去られた存在であり、譜面も散逸していた。生前は子どもたちのためにライプツィヒでカントルという仕事につくが、これは教会の音楽の責任者であると同時に教育者としての役割を担う仕事であり、音楽に没頭するバッハは、教育者としての面のみ重視する市から煙たがられ、バッハが老いれば老いるほど冷遇されるようになる。バッハにとって生きることは音楽を通して神に仕えることだった。今の我々にとって音楽とは、生きるとはなんだろう。

  • 思ったより厚い本だった。
    希少なシリーズだと思います。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/730672

  • なんとなく、しか知らなかったバッハ。ピアノを習っていたので、曲難しいなくらいの印象しかなかったけど、誠実で正義感の強い人物像、そして意外にも順風満帆でない人生にショックをうけた…
    Spotifyでバッハを聴いてみよう。
    また、1700年代という時代の子供で成人する割合はとても低かったことにもショックをうけた。

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著者プロフィール

■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。

「2020年 『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 チャイコフスキー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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