- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641120501
作品紹介・あらすじ
誰もが日常生活で密接に関連する交通の分野を、ミクロ経済学の基礎理論に基づいて分析する。さらに、公的な政策が重要な位置を占める交通分野では現実政策を構想する必要があり、理論に基づく政策のあり方をわかりやすく解説する。
感想・レビュー・書評
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需要予測の目的は状況に応じて多様であるが、交通需要予測の場合、プロジェクトの評価を目的とすることが一般的である。
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事業評価関連の学識者委員会の名簿でよく名前を拝見する山内教授の本です。
一橋大学大学院商学研究科長・商学部長で、交通経済学、公益事業論、規制の経済学を専攻してます。
今のところ、俺が研究したいと思っている分野であり、近いうちに会っておきたい人です。
ところで、この本は交通に関する経済分析のキーとなる要素をおおよそカバーしてる良著です。
ミクロが多少分かれば理系でも独学可能な難易度だし、理論に基づく政策のあり方がどんなもんか分かります。
四段階推定法やTDMなんかの交通工学的部分にも触れており、興味があればさらに発展的にやっていけって感じ。
参入・退出規制とコンテスタブルマーケット、本源的需要と派生需要、ネットワーク経済、結合費と共通費、運賃・料金設定、ロードプライシング、所得分布...etc
うちの学科の経済の授業もこういう感じがよかったっすな! -
非常にわかりやすかった。章の構成も読み進めやすかった。