- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641123984
作品紹介・あらすじ
情報化やグローバル化が急速に進展し、環境が激変している流通・商業の現実を、親しみやすく平易に解説する、定評ある入門テキストの新版。豊富な事例を交えつつ生き生きとした実態を正面からとらえ、流通・商業の仕組み・社会的役割とその変化について魅力的に説き明かす。
感想・レビュー・書評
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教科書のような感じでなのですが、優しい文体で書かれていますので読みやすい。
言葉の定義から流通業界・小売り業界の動向、今後の展望といった内容が書かれています。
流通について、説明できる程詳しくはない人向けの本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流通とは生産者と消費者とを結びつける。
商業をこの流通を担うプレイヤーとして、
その果たすべき役割について言及されている。
流通業界の変化は極めて早い。流通に関する本はこの点が難しい。
ただし、本書は2010年に新版となっていることも安心して読める。
商業の中でも特に小売業について深堀されており、
メーカーとの関係性について歴史的な変遷を事細かにみている点や、
大店法をはじめとする法律が与えている影響については、
やや冗長としてしまっている感が否めないものの、
本当に理解するためには不可欠な要素。
総じて、書かれている内容に目新しいものはなかったが、
個人的には、後半で述べられている商業の社会的な役割という視点は新しかった。
地域の文化や都市・コミュニティを担っていたとする考え方である。
実際に小売業がここまで考えて事業展開はしていないであろう。
とはいえ、結果論ながら事実その役割を果たしていた点は重要。
メーカーとしては、この点にどうアプローチできるのであろうか?
現在、論文を書いている立場としては、
最終章の参考文献紹介のページは非常にありがたかった。
それぞれの参考文献に対して、著者がコメントしてくれている本はそうはない。 -
授業の参考文献。
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小売、百貨店の売上は毎月減少しているが、その一方で通信販売は飛躍的に伸びている。ドコモも通信販売業界の会社を子会社にした。これからますます伸びることだろう。