数理法務概論 -- Analytical Methods for Lawyers
- 有斐閣 (2014年3月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641125667
作品紹介・あらすじ
ハーバードをはじめとする米国の法科大学院で使われている教科書の翻訳。経済学、ファイナンス理論、会計学、統計学などの基礎をわかりやすく解説し、それぞれに法律家の視点から論じた説明が付されている。問題の発見・分析・解決能力に富んだ「法律家」となるための1冊。
感想・レビュー・書評
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ミクロ経済学、会計学、ファイナンス等の隣接分野の基礎知識や、数理的手法の活用法を学ぶことができる。何度も読み返したい。
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決定木から始まり、ゲーム理論、契約の理論、財表の読み方、ミクロ経済学、法の経済学、統計の扱い方、の各項目を法律専攻の学生に解説した本。
各項目にさわる程度とはいえ、事例がついており学習の助けとなっている。なお、事例・制度は、邦訳陣により国内制度への差し替え・国内事例追加が行われている。
「数理法務」と名前はいかめしいが、「高校1年で数学の履修をやめた学生にも分かるように書いた」という著者の弁の通り、使われている数理は易しい。また、各章は独立しており、章を飛ばして読むことも可能となっている。
難点が有るとすれば値が張るところだろうか。もっとも、米Amazon.comでの価格(新品159ドル超)と比較すれば相対的に安価なのだが。 -
経済学的アプローチで法律問題を検討する手法について書かれている本。
それぞれの手法は経済学などを経験していれば基本であるものの、法律業務へのあてはめの例が多いので参考になる。
「分析の木」「ゲーム理論」など、法務の業務でも活用してみたい。 -
当分、楽しめます。
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4〜5