金融システム論 (有斐閣コンパクト)

著者 :
  • 有斐閣
3.17
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 19
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641162457

作品紹介・あらすじ

複雑でわかりにくい金融の仕組みを借り手と貸し手を結びつける「資金チャネル」を切り口として詳細に解説。相次ぐ銀行の合併、公的金融の改革、投資信託、シンジケート・ローンなど、最新のトピックも交えてわかりやすく説明。学習にもビジネスにも使える便利な一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2014年4月21日読了。金融システムについて「資金チャネル」に着目して整理する本。システムは「情報システム」という意味で期待して読んだのだが対象は「金融システム全般」であり読みたかった内容とはずれてしまった。例によってリーマン・ショック前、金融機関の不良債権処理が完了しつつある2005年に刊行された本であり、日本の金融に関する展望がどこまでアテになるかは分からない。最終章の、バブルの発生のメカニズム・原因(日本の金融機関の横並び意識と、旧大蔵省のタイミングの悪い介入)に関する記述がそこだけ他の章とは違い著者の忸怩たる思いがにじみ出るようで、読み応えがあり面白かった。

  • 大学のテキスト。日本の金融の仕組みについて平易な文章で網羅的に説明してくれている本。池尾先生の「金融論」と合わせてオススメです。

  • 山口大学経済学部、2006(平成18)年度『金融経済論』のテキストです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

岡村 秀夫(オカムラ ヒデオ)
関西学院大学商学部教授
関西学院大学商学部教授。
1969年神奈川県生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。日本証券経済研究所大阪研究所研究員、関西大学経済学部専任講師、関西学院大学商学部専任講師、同助教授、同准教授、オックスフォード大学客員研究員(2005~2007年)を経て、現職に至る。

「2013年 『日本の新規公開市場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡村秀夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×