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- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642016667
作品紹介・あらすじ
戦乱に明け暮れる中世社会。人びとは、仏法により正当化された武を奮い、平和と安穏を創造する神仏を希求した。軍神たる勝軍地蔵は、どのようにして誕生し、時代とともに変貌をとげながら、今日まで生きつづけたのか。列島各地に残る700点余の作例から、勝軍地蔵信仰の誕生と中世的世界観を読み解き、800年にわたる戦争と平和の歴史を辿る。
感想・レビュー・書評
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勝軍地蔵と「日輪御影」
国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ
https://rekihaku.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=41&item_id=1194&item_no=1
たたかう神仏の図像学 - 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b592627.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
談山神社ゆかりの藤原鎌足信仰と良助法親王の『與願金剛地蔵菩薩秘記』を発端として、矢負い・矢取りや水難除けなど様々な信仰が生み出されてきた地蔵菩薩が愛宕信仰との習合を経て勝軍地蔵という信仰と独自の尊像の形態をもつ軍神として成立・波及していくさまを日本各地に残された図像から辿っていく。また、勝軍地蔵の信仰における犠牲と恩恵の互酬性と期待される現世利益の変遷についても述べられている。
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