持統天皇 (人物叢書 新装版)

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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642050098

感想・レビュー・書評

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  • 昭和35年の発行ゆえに(昭和60=1985年の新装版で改訂があったかは未詳)、古い学説をもとに書かれている部分があるが、全体として天智〜天武〜持統朝の流れがとてもわかりやすい。
    万葉集の歌等を通して人物像を組み立てるなどは、この年代の著者の教養の深さを感じる(現代の研究者もやっているかもしれないが)。
    「はしがき」に記されるように、歴史家の著書として逸脱の範囲に入る懸念も感じる推論なども入っているが、それがかえって、登場する人物ひいてはこの本の魅力につながっている。
    とても面白い本です。

  • 大好きな歴史上の人物、持統天皇に関する本。難しそうな表紙だが、実は読みやすかった。「客観的事実」と「推測」をわかりやすくかき分けているところが好感度高い。

  • 持統天皇の活躍する時代の背景となる、
    天智・天武の時代から解説が始まる。

    筆者の直木孝次郎さんの物語る内容が面白くて、
    つい引きこまれてしまう。そしてわかりやすい。

    これまで百人一首の「春すぎて~」の持統天皇、
    という印象しかありませんでしたが、
    辣腕な政治家だったということがわかりました。

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著者プロフィール

1919年、神戸市生まれ。大阪市立大学教授を経て名誉教授。大阪文化財協会評議員などを務める。大阪文化賞受賞。著書多数。

「1997年 『なにわ塾第66巻 古代史の真実を探して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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