モダン都市の誕生: 大阪の街・東京の街 (歴史文化ライブラリー 156)
- 吉川弘文館 (2003年5月1日発売)
本棚登録 : 31人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642055567
作品紹介・あらすじ
カフェー、ダンスホール。店頭のショーウインドーと煌めくネオンサイン。20世紀はじめ、都市には異国のにおいがする空間が現れる。西洋化・高層化・電化をキーワードに、盛り場のモダニズムとその「時代の気分」を描く。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
昭和初期まで大阪は「大大坂」―モダンの文化が華やぐ時代の先頭にいた。
その後、震災から復興した東京が追い上げ、後に「都」となりそして大大阪の時代も終焉する。
今作はその2大都市の近代都市形成の違いを追ったもの。
一口に「レトロ」「モダン」といっても東西異質であることがわかる。
著者の作品は大阪をはじめ京阪神の「モダン」形成に関する考察が充実しているため、比較してあたる事もおすすめ。 -
個々の街を比較すれば違う本になっていたと思うが、「大阪」「東京」という大きなくくりで考えてみたところに価値がある。
全2件中 1 - 2件を表示