夏が来なかった時代―歴史を動かした気候変動 (歴史文化ライブラリー 161)
- 吉川弘文館 (2003年8月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642055611
作品紹介・あらすじ
冷夏が繰り返し襲った18〜19世紀。気候の寒冷化は歴史に何をもたらしたか。火山の噴火、太陽活動、氷河の動きにその要因を探り、当時の世相を博物誌、文学や絵画、風俗から検証。気候変動と歴史の関係を科学する。
感想・レビュー・書評
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フランス革命の頃を中心に気候の寒冷化を実証している。著者はマルクス主義の歴史の法則に対して、気候の変動などの偶然の占める要素が大きいと主張。
その観点は極めて興味深いが、太陽の変動の話と、気候の寒冷化と歴史がバラバラの話となっていて、中身が熟していない感がある。
また、現在の地球温暖化についても懐疑的な口調。
それには一理あると思うが、いずれが正しいか論証は難しいだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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