陸軍登戸研究所と謀略戦: 科学者たちの戦争 (歴史文化ライブラリー 337)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642057370

作品紹介・あらすじ

陸軍登戸研究所関係者が明らかにする謀略戦・秘密戦の実態とは。最新の科学技術を駆使して研究・開発された風船爆弾・スパイ用兵器・偽造紙幣などの兵器。戦争に動員された科学者たちの姿から、戦争と科学の関係を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 「七面山の向こっかわに陸軍の研究所があってよ、風船爆弾作ってたんだよ」と子供の頃から散々聞かされていていたのだが、噂程度にしか信じていなかった。なので今回この本を読んで「本当にあったんだ!」という驚きと共に長年のモヤモヤが晴れたような、非常にスッキリとした気持ちになった。そしてなぜ最近になって登戸研究所関係の本が出てきたのかも理解した。
    今は明治大学生田キャンパス内である敷地に、陸軍の極秘技術研究所が設立され、どういうものを研究し、作っていたか。噂話として埋没させず、資料館を設立するまでに至った地元の方々や元職員の方々の努力に敬意を表したい。

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著者プロフィール

1943年、秋田県に生まれる。1968年、横浜市立大学文理学部卒業。法政大学第二高等学校教諭を経て、現在、明治大学文学部非常勤講師。 ※2012年2月現在
【主な編著書】『平和のための「戦争論」』(教育史料出版会) 『近現代日本をどう学ぶか』(教育史料出版会) 『広告・ビラ・風刺マンガでまなぶ日本現代史』(編、地歴社) 『登戸研究所から考える戦争と平和』(共著、芙蓉書房出版)

「2022年 『陸軍登戸研究所と謀略戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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