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- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642057578
作品紹介・あらすじ
応仁の乱より続く畠山氏の抗争に、山城の国人らが両軍の撤退を求め自治支配を実現した山城国一揆。いかにして一揆は起き、どのように収束したのか。諸階層の動きと政治・社会状況、地域の特質を考察し、実態に迫る。
感想・レビュー・書評
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教科書では地方の国人の下剋上のひとつと説明
される山城国人一揆は南山城国人が畠山同士の
戦争で疲弊する地域社会を維持するために畠山
排除運動であり、主体となる国人は百姓・馬借
や細川政元の力を頼みにした構造だと理解した
国一揆と土一揆が結合した惣国一揆論は学者の
机上の空論であり農民闘争云々のマルクス史観
に囚われた残照だ(主体は山城国衆三十六人衆)
国人中に細川政元被官が多く幕府の山科御領国
化の狙いとか興福寺等寺社本所が畠山排除に協
力的という地域情勢が重なり、8年間も国人が
月行事(機構)を使い国成敗権の自立化できた
事件として覚えておく(´・ω・`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国人主体の行動。畠山氏を追放、細川氏被官。寺社の荘園、幕府の基盤があった地域。
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