五稜郭の戦い: 蝦夷地の終焉 (歴史文化ライブラリー 411)

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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058117

感想・レビュー・書評

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  • 箱館戦争をひと通り網羅。五稜郭は最後の舞台なだけで戦争自体があまり象徴的ではないというか、何だったんだろうという感想。土方歳三はなんで来たのかとか。

  •  戊辰戦争の最後の戦場となった箱館戦争=五稜郭の戦いの通史。箱館戦争単独の歴史学の著作はこれまでほとんどないのでその点だけでも価値がある。戦争の経過のみならず、幕末期の蝦夷情勢、王政復古・旧幕府軍占領下の行政・民政、戦時下の住民の被害などにも言及している。松前藩の無能と残虐さが際立っているのが興味深い。

  • こういった戦史ものは、だいたい偏った意見
    (この場合、幕府軍からの視点)が多いけれど、
    公平な視点で描かれていたのが新鮮で良かった。

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著者プロフィール

宮城学院女子大学名誉教授。
1950年青森県生まれ。1980年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、一関市博物館館長、東北芸術工科大学客員教授。著書『アイヌと松前の政治文化論―境界と民族―』(校倉書房、2013年)、『義経伝説の近世的展開―その批判的検討―』(サッポロ堂書店、2016年)、『近世北日本の生活世界―北に向かう人々―』(清文堂出版、2016年)、『非常非命の歴史学―東北大飢饉再考―』(校倉書房、2017年)、『道南・北東北の生活世界―菅江真澄を「案内」として―』(清文堂出版、2020年)など。編著『地方史・民衆史の継承―林史学から受け継ぐ―』(芙蓉書房出版、2013年)など。

「2022年 『戊辰戦争と東北・道南』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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