伊勢神宮: 東アジアのアマテラス (読みなおす日本史)

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642075206

作品紹介・あらすじ

千三百年以上の歴史をもつ伊勢神宮。祭神アマテラス大神の謎めいた誕生から、道教と神宮、蒙古襲来の「神風」、伊勢参り、植民地の神宮建設、戦後の混乱期における変革までを概観。東アジアへ視野を広げ、その変遷に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 伊勢神宮の発祥を、大和に進出してきた政権の、東国への起点と見るのは成程だった。卑弥呼が好んだ鏡と道教と関連性にも関心。アマテラス信仰は戦後生まれの人達にはピンと来ないが、日本の植民地にまったく根付かなかったのは、おそらくはフォーム(聖典、儀式、慣習)が無かったからで、それを知らない戦後世代と同じなのだろう。

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著者プロフィール

1942年奈良県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。追手門学院大学文学部助教授、奈良女子
大学文学部教授を経て、1995年4月、国際日本文化研究センター教授(2008年定年
退任)。現在、国際日本文化研究センター名誉教授・奈良県立図書情報館館長。
博士(文学・京都大学)。
受賞=濱田青陵賞、日本地理学会優秀賞、奈良新聞文化賞、古事記出版大賞。
著書=『地名の巨人 吉田東伍―大日本地名辞書の誕生―』(角川書店)、『古代
の風景へ』『古事記の奈良大和路』『古代天皇誌』(東方出版)、『平城京遷都』
『古事記の宇宙(コスモス)』『古代飛鳥を歩く』(中央公論新社)、『古代日本の
王権空間』『聖徳太子と斑鳩三寺』(吉川弘文館)、『こまやかな文明・日本』(N
TT出版)、『京都まちかど遺産めぐり』(ナカニシヤ出版)、『まほろばの国か
らⅠ』(豊住書店)、近著に『飛鳥の覇者』(文英堂)、など。

「2017年 『奈良・大和を愛したあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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