きまぐれロボット (新・名作の愛蔵版)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 1114
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005040

作品紹介・あらすじ

おなかがすけばおいしい食事をつくってくれるし、おもしろい話もしてくれるべんりなロボットを手に入れたエヌ氏。はなれ島で、のんびりと休日を楽しむはずでしたが…!?31のゆかいなお話がつまった1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 薬など何かを発明したが、期待外れに終わる
    という話が多い。
    リオンは覚えていた。目薬や投資を募る薬のききめなどが面白い
    宇宙基地への不思議な放送
    謎のロボットの役割、などチャンチャン的な結末物も好き
    何故か表題作はあまり面白くない。
    久々に読んだ星新一。ショートショートで無駄な説明がない分、話が直截。読み返しても違和感がない。

  • 星新一さんの名前は以前から知ってたけれど、手に取ることがないままでした。
    ところが、児童書コーナーでこの本を見つけてしまい「え?これって児童書だったの?」と。
    そこで興味が湧き、読んでみました。

    確かに子どもが読むにもピッタリだと思います。
    突拍子もない話だけれど、内容が分かりやすく、作家の想像力に身をゆだねて、どんでん返しのようなオチがあり(ショートショートのお約束)、短時間で読める。

    研究者の発明品ものでまとめられていたけれど、これは星氏の特徴なのか、それともこの本がたまたまそういった内容のものを集めたものなのか。確かめるために他の本も読んでみなければ。

    想像力は、どんな世界でも作り出せるのだな、と思いました。
    起こりえない世界の話が沢山出てきますが、ラストでニヤリとする作品集(30編ほど)です。

    一番のお気に入りは、表題の『きまぐれロボット』です。

  • 夏推薦(2019年度)

  • 〈SF(すこし・ふしぎ)の世界へ〉

    「ショートショートの神様」と言われるほどショートショートの名手であり、作品は今現在も小学生を中心に人気がある星新一さん。

    これは1966年に出版されたものを再発行したものです。
    1966年と一昔前の作品ですが、今読んでも古さを感じさせません。

    不思議な博士、不思議なロボット、不思議な地球外生命体が次々に出てきて、SFショートショートを楽しめます。

    字が大きく、漢字に読み仮名が振っているために小学生も読みやすいと思います。
    和田誠さんの挿絵も星さんの作風と合っていて楽しめます。

    好きな作品
    ・おみやげ
    ・ネコ
    毒っけや皮肉が強めのオチ。
    「ネコ」はネコ好きな人が読んだら納得してしまうオチかもしれない。

  • ひとつの本色々な物語が入っているのでちょっと時間がある時などには、この話だけ今日は読もうと思えて、長い本が苦手な方はこういう本から読むと読みやすいかなと思いました。

  • 天才だよな

  • 今読んだらどうなんだろ。
    昔はただ意外な面白さから読んでたけど、今考えると社会に対する風刺にも思えたり。先生の言ってた意味がやっとわかった〜

  • 2020年度 4年生 寄贈本
    優秀な博士が作ったロボットを買ったお金持ちの男が ロボットと一緒に離れ島の別荘で休むことに。
    優秀なロボットは 料理に そうじ、楽しい話まで
    してくれましたが しばらくすると故障してしまい 毎日 何かしら事件をおこします
    「あぁー!」「エッ?」「なるほど!」とか
    「なんでだろう!」と、思わせるところがあり
    オチがある楽しい読み物です。
    ショートショートという 短いお話がたくさんつまっています。

  • 難しいなぁ(((o(*゚▽゚*)o)))♡

  • 1999年初版理論社発行の本。31編。1966年理論社発行の本が元で、それにはあとがきがある。あとがきによると、浅い日新聞の日曜版に掲載したものがほとんどとのこと。この絵本風という感じは掲載紙によるものなのだろう。基本的に最後に意外な結末が待っているのはほとんどだが、主人公が痛い目にあうのから、順当な結末までさまざま。

    収録作:『新発明のマクラ』、『試作品』、『薬のききめ』、『悪魔』、『災難』、『九官鳥作戦』、『気まぐれロボット』、『博士とロボット』、『便利な草花』、『夜の事件』、『地球のみなさん』、『ラッパの音』、『おみやげ』、『夢のお告げ』、『失敗』、『目薬』、『リオン』、『ボウシ』、『金色の海草』、『盗んだ書類』、『薬と夢』、『なぞのロボット』、『変な薬』、『サーカスの秘密』、『鳥の歌』、『火の用心』、『スピード時代』、『キツツキ計画』、『ユキコちゃんのしかえし』、『ふしぎな放送』、『ネコ』

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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