まよなかの魔女の秘密: こそあどの森の物語2 (こそあどの森の物語 2)

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006122

感想・レビュー・書評

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  • ジバシリフクロウがポットさんじゃないかな?というのは序盤でわかったが何故その姿になったのかは読んでいくうちにわかる。
    トマトさんの本当の姿は魔女なのか何かきっかけがあってそうなってしまったのかまるで別人。
    逆にポットさんのお陰で夏至の日から三日間以外の日は穏やかな人でいられるのかもしれない。
    毎年の事で大変だろうに楽しむつもりだなんてポットさんはよほどトマトさんが好きなのだろう。
    ポットさんのトマトさんに対する優しさや愛はとても温かい。またトマトさんもポットさんが大好き。
    前作でこそあどの森の人達と少し仲良くなれたスキッパーがふたごと力を合わせて二人の役に立てた事はきっとまた次に繋がるはず。

  • シリーズ2

    六月のある夜、酷い嵐に突然の雷。
    翌朝、散歩に出かけたスキッパーは森でフクロウに出会う。
    ユーモラスなフクロウを飼うことに決めたスキッパー。
    そんなところへふたごがやってきて、昨夜からポットさんが行方不明と告げる。
    森のみんなでポットさんの行方を探すけれど。

    ハーブの薬とココアが欲しくなる。
    森の中で自然に囲まれて暮らすのが羨ましくなるような。
    お話は驚く展開だけどポットさんの優しさが素敵。

    おれ、知ってんぞ。ポットさんがいなくなっちゃうんだろ。
    目次読んだから知ってんだ。
    そんでやっぱそうか。絵でさ、鏡観てみビックリしてるからさ、そうかと思った。
    あのふたごさ、ひどくね?すみれさん魔女決定みたいな言い方してさ。
    かーちゃんはどの家がすき?やっぱトワイエさん?
    あのふたごの階段の家はつかれそうだよね。
    ウニ丸が海の近くにあったらいいのに。
    この本、途中ですっごく怖かった。
    どうなるのかと思った。
    あー、やっぱあのお茶飲みたいー!S10

  • こそあどの森シリーズ2
    スキッパーは嵐の翌日に森でフクロウを見つけます。珍しいフクロウで、つかまえて飼うことにしました。
    ホースケと名付けて遊んでいると、ふたごがやってきました。湯沸かしやかんの家に住んでいるポットさんが昨日の夜から行方不明になってしまったのです。森の住人たちで手分けして探すことになりました。最愛のトマトさんを残してポットさんは一体どこにいってしまったんでしょう。
    岡田淳さんの文章は、一見淡々としているようで、実は人物描写が丁寧でめっちゃ好きです。
    スキッパーがニートの引きこもりじゃなくなって安心。なんだかちょっとサスペンスっぽくてハラハラしました。まさかーっ!という展開。容赦ないです。

  • ポットさんとトマトさんのお互いを想う夫婦愛がいい〜!
    トマトさん自身も知らない邪悪な人格(トメイトウ)を嫌いにならずに向き合うポットさんの愛情の深さ、素敵!

  • 夫婦の想い合う気持ちが素敵だった。
    結婚してから読み返してみると、小学生の時に読んだ時とは、違う感情になった。
    ポットさんとトマトさんのお互いを想いあう気持ちが素敵だった。
    ふたごは秘密を守れないイメージだったが、頭の切れるシーンもあり、見直した。

  • こそあどの森シリーズ第二巻。前回に比べ、ミステリー?ややサスペンス調のシナリオで面白かったです。何十年ぶりによみましたが、魔女と対峙するシーンはやはりドキドキしました。

  • こそあどの森の物語の2巻。ポットさんが魔女のトメイトウにふくろうにされちゃう。ふたごのミルクとシナモン、スキッパーか活躍する。おどろきの魔女の正体。いやあおもしろいね。ちゃんとした世界がある。こそあどの森の世界が。ユーモアとミステリーとあたたかいもの。ぜひ小学生に読んでほしい。

  • なんかちょっと切ない。ポットさんの深い愛…

  • ポットさんとトマトさんの夫婦ほっこりするー!と思ったら、まさかの展開。ポットさんの愛が美しい。双子がうざかったけど、一周まわったらいい味出してた(笑)

    「魔女じゃなくなれば、トメイトウはトメイトウじゃなくなるだろ。そうなれば、トマトさんもトマトさんじゃなくなるような気がするんだ」191ページ
    この一文に、ポットさんのトマトさんへの愛を感じた…。

  • こそあどの森のスキッパーは嵐のあと、ふくろうをつかまえた。ところがふくろうは、自分はポットで、魔女のトメイトウにふくろうにされたと言う。ふたごのミルクとシナモン、スキッパーは魔女の力をなくす草の汁を作って…。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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