頭の大きなロボット (星新一ショートショートセレクション 6)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 406
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652020869

作品紹介・あらすじ

忘れっぽくてうたぐり深いエヌ氏は秘密を守るためにロボットを作り次つぎと改造していったが…。表題作など18話のSF短編集。

感想・レビュー・書評

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  • この本にも荒唐無稽な思えるようなSFネタがあるが、
    かつての手塚作品がそうであったように、
    星新一さんの「先見性」に
    驚かされる日がやって来るに違いないと思っている。

    この本の中で1番好きなのは、
    「ある夜の物語」。
    人々がこんな優しい心持ちになっていったら、
    人類も捨てたもんじゃないね。
    (現実には、「自国第一・・・」、「自分第一・・・」の
    世界が広がっているけれど)

  • ある夜の物語、とても素晴らしい作品だと思いました!優しい気持ちが大事ですね。

  • SFショートショート。
    「ある夜の物語」が傑作。何て優しいお話!
    図書館のティーンズコーナーから借りたのですが、星新一さんの作品は、本当に多くの子供が読むべきだと思う。

  • 「ある夜の物語」が凄く好きで、読んでてとっても幸せになりました。

  • 「ある夜の物語」がお気に入り。
    このお話を読んで、
    最も楽しさを味わったのは自分ではないかと思った。

  • ショートショート18編。定番の泥棒と宇宙ものが多い感じ。

    面白かった編
    ・表題作「頭の大きなロボット」
    やれパスワードだ本人確認だ、自分のデータを取り出すのが年々複雑になる現状を考えると、笑えない笑えない。ロボットは融通利かないんだよなーと思うと、何でもAI化とかも怖く思える次第。

    ・「ある商品」
    オチがうまいな!ひょえー!と思った。行きつく先が「くだらぬ雑用をする者」「ロボットよりも安価な労働力」だなんて、恐るべき「宣伝品」。でもそうなったらそうなったで人間軍の逆襲とか起こりそう。なんだ堂々巡りじゃね??

    ・「健康な犬」
    初耳のペット・コンサルタントなる職業。不確定要素の多い生き物同士でそんなうまくいくんかいという気もするけど、一流になれれば面白いしすごい強みになる職業だなぁと思う。たばこを叩き落す小鳥、想像するだけで超かわいい。

    ・「ある夜の物語」
    ねえこれACとかでそのまま出せそうな感じ。完成度高い。ちょうど時期も良いし、自分も彼らと同じように答えるかもしれない。いいもの読んだなぁと。


    総評
    前読んだセレクト集とカブリが少なくて面白かった。(まあ1000編以上あるっていうからそりゃそうかーな部分もあるんだけど)進歩する技術と進歩しない人間のギャップってのがやっぱ普遍なのかなーと思う。面白いよー。次もまた何か選んで読もうと思う。

  • 「ある商品」がお気に入り。

  • 宇宙人、高性能ロボットが多く出てくる。

    宇宙人と今後接触できたときに、交渉がうまくできるのか。こんな未来がほんとに起こるかも。

    サンタクロースが訪れる話はがよい。みながみな、願いが叶うなら自分より恵まれない人へと望んで、願いを放棄する話

  • 26年度(6-2)
    ほかに「まつはきらい」2分

    9分

  • スーパー・ショート・ショートが随所にあって新鮮。
    個人的に「ある夜の物語」がいい話。
    ほか、「破滅の時」「頭の大きなロボット」「ねらった金庫」あたりかな。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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