1905年生まれ。童謡詩人、童話作家、児童文学研究家。
東京に生まれ、早稲田大学独文科卒業。平凡社に勤務、滝沢修らと演劇運動に関わる。
1933年中央公論社に入社、児童文化関係の出版に携わる。
童話雑誌『赤とんぼ』や『少年少女』を編集。さらに『中央公論』『婦人公論』編集長となる。サトウ・ハチローと童謡研究会「木曜会」をおこして児童文学の創作に入り、童謡集『ぼくは海賊』(1965)、少年小説『山が燃える日』(1969)などを出す。
その後、童謡の歴史的研究にもっとも力を入れ、大作『日本童謡史』(1971、84)2冊を完成。良識ある児童文学界の長老として、長く日本児童文学者協会会長を務め、その後は名誉会長となり、日本童謡協会でも名誉会長を務めた。1999年没。
「2021年 『あおくんときいろちゃん ボードブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」