- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652071533
作品紹介・あらすじ
学校で口もきかず字も書かない生徒鉄三と、新任の女教師小谷先生との信頼と愛情の絆が日本中に感動と希望の輪をひろげる名作。
感想・レビュー・書評
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既出のレビューにもあるが、教育者に読んでほしい一冊。
幼稚園〜小学生の子を持つ親も読むといい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1970年代に書かれたものだが、社会背景は違っても「他人と違う子」の置かれている立場は現在と全く変わらないと思っている。問題(とされている)のある子や障害を持つ子への理解に奮闘する小谷先生や登場する子どもたちの姿にとても学びがある。
「他人と違ってもいいのだ」と、子どもたちを安心させてあげるために、教師を目指している人や小さな子どもを持つ親には、一度は読んで欲しい作品である。
そして、子ども時代を過ぎた全ての人たちにもぜひ読んでもらいたい作品でもある。
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主人公と同じ気持ちになれて、先生の優しさや主人公の心の強さに、心を動かされた。
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読み初めたら、何か暗い感じなので、中断した
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小学生を教える新任教師さんの話
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気になる女の子が勧めていたから
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新任教師と少し変わった少年のお話。
新任教師の子供たちに向き合う姿勢、子供たちの自分で考える能力の高さ、教師と子供たちの繋がりの強さ、凄いと思った。 -
再読。ここまで滲みてくる言葉のかたまりには、なかなか出会えるもんじゃない。
わたしは命を食べているんだ。毎日毎日。そうやって生きてきたし、これからもそうやって生きていくんだと思う。 -
6~7年前渋谷公会堂で映画&講演を聴いたことがあり、「とてもよかった」と強く感動したのを覚えていましたが、知人とこの本の話になったときに、内容はほとんど覚えていないことに気づきました。
知人の感想を聞き、改めて読んでみたくなったので手にしました。
といっても前回は映画だったので本はこれがはじめて。
話を思い出しながらではありますが、映画には出てこなかった場面も多いようです。
いつもは物静かでほとんど口もきかない男の子が、ある日突然、カエルを引き裂くという事件を起こします。新任の女の先生は訳も分からず怯え、動揺しその子に対する自信をすっかりなくしてしまいますが・・・。
奮闘しながら子どもたちと心を通わせていくようになる学校ドラマが繰り広げられます。しかしこれは学校だけではなく、社会、格差、差別、偏見など、子どもたちの抱える背景や、様々な保護者や教員の考え方の違いを通して多くのことを教えてくれます。考えさせてくれます。
立場の違う人の心を考えられる人に、教師に、なりたいものです。 -
教育に携わる方々には是非 一読いただきたい