西遊後記 (1(還の巻)) (斉藤洋の西遊後記シリーズ 1)

著者 :
  • 理論社
4.10
  • (7)
  • (8)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652200148

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021年 16冊目

    ルドルフシリーズを終えて、ルドルフロスを埋めるべく、何かないかなぁと斉藤洋さんの本を検索してみると、斉藤さん、「西遊記」を書いていました。

    昨年伊坂幸太郎さんの「sosの猿」を読んだ時に、西遊記をちゃんと読んでみたいなと思っていたところだったので、これはいいと早速借りてみました。

    ところが、「西遊記」シリーズを借りるつもりが、天竺から戻った後の「西遊記後記」を借りてしまった。

    見たところ一話完結の短編集っぽいので、読んでみました。

    やっぱり斉藤洋さん。良いですよ。

    次は間違えない様に1冊目から「西遊記」をよんでいきます。

  • あーおもしろい!
    西遊記の続編嬉しい!
    斉藤洋先生ありがとう!!
    会いたかったよ悟空〜!(号泣)

  • 孫悟空が、三蔵法師や猪八戒、沙悟浄と別れていて、三蔵法師が何十人も弟子を持っているところが面白い。

  • かわいいいたずらもの。八戒の若い奥さん。

  • さあ待ちに待った斉藤洋の西遊記シリーズです。と思ったら西遊後記ということで、なぜか11巻ではなく、天竺への旅が終わったあとの外伝の1巻でした。これはひょっとして本編はあれで終わっていたのか?!と冷や汗を流しましたがそんなことはなくまだ続いていると広告に明言されていましたので安心しました。読者にとっては本編が出ていなかった期間をおいての孫悟空や三蔵法師との再会であり、孫悟空にとっては天竺から帰って三蔵法師や弟弟子としばらく別れてからの再会であり、懐かしさや愛情の再確認が読者にとってと登場人物にとって重なって本書の雰囲気を成しています。もしかしたらしばらく書いていなかった著者にとっても西遊記世界との再会であって重なっているのかもしれませんね。さて久々に読んでみると、これこれ、これだよね、とシリーズ読者納得の物語が展開されます。慣れ親しんだあのキャラクターたちがいつもの調子で活躍します。息子(小2)は大好きなヒーロー孫悟空のいつもの仕草の描写などでも身をよじらんばかりに喜んでいました。読み聞かせしていて私が不思議に思ったのは、この読みやすさ・心地よさはなんだろうということです。しばし考えて結局まだ結論は出ていないのですが、文体のリズムなのか、孫悟空のセリフのリズムやものの考え方の理路なのか、なにか、それは決して読むのが簡単という意味ではないのですが、とてもよく腑に落ち読みやすいというか心地よさを感じました。他の本では感じた覚えがないものです。なにだかわかりません。ストーリーは、妖怪が引き起こすミステリーを天界の知り合いの力を借りつつ解決するというもので、面白かったです。推理小説のような謎があるので、子供たちも一緒に可能性を考えていました。ただし娘(小4)は、金角銀角やコウガイジのような強力な妖怪が登場するのを楽しみにしていたようで、少し拍子抜けしたと言っていましたが、そこは今後の本編の方に期待することにしましょう。11巻が出るのが楽しみでなりません!

    追記:孫悟空がフットワークが軽くてきびきびと動きまわるのが気持ちいいのかも。

  • 天竺から帰った孫悟空は、花果山で退屈な日々を過ごしていた。
    暇つぶしに出かけた東海竜王のところで、弟の南海竜王敖欽(ごうきん)が
    作ったという緊箍(きんこ)をもらい、しばらく会っていない三蔵法師に
    会うことを思いついて、長安に向った。

    三蔵法師との再会を果たした悟空は、三蔵法師に面会に来た曹堅という商人の
    相談事を解決するように命じられた。
    喜んで引き受けた悟空は、さっそく曹堅の屋敷に赴いた。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斉藤洋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×