- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652201862
感想・レビュー・書評
-
もうすぐ小学校を卒業する6年生にお勧めの本を探していて出会った本。
高校1年生の亜矢の青春の1ページ。
同じマンションのボーイフレンドの のぶお とは放課後にフードコートデート。楽しいけど家で二人で過ごしたいって言われるとちょっと引いちゃう。塾のお友達ナミちゃんは近所に住むロボットとその家族の話をする。両親とは仲良いけどもうベタベタするお年頃じゃないし。のぶお のおばさんの初音さんが”お友達”っていう人と一緒にいるのを見ちゃったり。ボーイフレンドはいるのに、同じ中学の男子には付き合ってるみたいに言われちゃうし、陸上部のスターにはなんか尊敬を感じちゃうし。
学校ではまだクラブに入っていない。今夢中なのは、3年に一度しか行われない文化祭の出し物のこと。クラスで模擬店カフェをする同好会を作ることになった。名付けて「ホームメイキング同好会」。
女子力高い男子生徒の三上くん(みーか)、明るい千代田さん、たまに双子で入れ替わる東雲さん、図書委員の先輩でスキンシップ高いわんこ先輩、ちょっと不思議なウジイエさん、バーっと行動して後で悲しくなっちゃうタイプの大川さん。みんなでワイワイきゃーきゃー過ごす日々。
私たち、将来何になれるのかな、いまはあれもやってこれもやって失敗しよう!
青春どまんなか物語。現代口語調でサクサク進むんだが登場人物が多く、それぞれ背景があるので案外長い(笑)。周りの人との距離を考えたり、キラキラしながら音は真面目だから人の気持ち考え過ぎたり。
ちょこちょこと出てくるロボットのお話が面白いんだが、通り過ぎた話題の一つだけという感じもする。
きらきら青春物語だが案外分厚い。読書に慣れていない子には分厚いだろうし、慣れている子には話があっちこっちしている感じだし…、うーん。詳細をみるコメント0件をすべて表示