ヘルマン・ヘッセ全集 (13) 荒野の狼・東方への旅

制作 : 日本ヘルマン ヘッセ友の会 研究会 
  • 臨川書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784653039839

感想・レビュー・書評

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  • 宇多田ヒカルの愛読書。
    「彼女は読書家で有名だ。かつての公式サイトの記載によると「ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』を読んでから『幸福論』、んでフィナーレに『荒野のおおかみ』をたいらげると最高に満腹になる!高橋健二訳がおすすめ!とのこと」
    (『あの人が好きって言うから・・有名人の愛読書50冊読んでみた』ブルボン小林著 中央公論新社の紹介より)

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  • 「荒野の狼」を読みたくて。
    家族の中でうまく自分の居場所を見つけられなかったというヘルマン・ヘッセの晩年の苦悩の状況の自伝的作品と知り、興味を持った。人生に純粋な楽しみを見つけられず、小難しい男、ハリー。彼は若い少女や若きミュージシャンの力を借りて、人生のひとときの楽しみ方の入り口にたどり着く。が、その後、どうなるのか・・・。読者へ委ねられているのだろう。苦悩の書きっぷりに共感できる部分が多々あった。

  • 「荒野の狼」は、前に高橋健二さん翻訳のものも読みましたが、それと比べると翻訳が現代的で読みやすかったです。後半のサイケデリックな展開は、SF小説を読んでいるような気分でした。(^^;
    「東方への旅」は、物語の終盤でそれまでの話が反転するような展開に驚かされました。また、主人公のH.Hが語る話の中に、ヘッセの作品に登場する人物が出てくるのも楽しかったです。

  • 経営革命大全p91で紹介されていた

  • 「荒野の狼」
    最初の数ページがすさまじくダルイが、後半の盛り上がりは異常。

  • ヘルマン・ヘッセの本は日本ではほとんどが高橋健二訳になっていましたが、そんなところにヘッセ研究会のみなさま(ほとんどがドイツ文学の学者らしい)が新訳を出すことになったそうです。

    新訳であるため、高橋訳にくらべて現代的(Contemporary)な表現が用いられていて、非常に読みやすいです。

    これからヘッセを読まれる方、すでにヘッセファンである方、ともにこの翻訳シリーズをオススメします!

    さて、『荒野の狼』ですが、ヘッセの作品を読んでいていつも感じるのが、主人公と自分が似ているという点です。この作品も例外ではありません。同感できる部分が多かったです。主人公のハリーはなぜ「狼」にとどまったのか、一方でなぜ自分は「ユーモア」を習ったのか、すごく考えさせられました。

    「魔法劇場」そんなものが現実に存在していたら私も是非覗いてみたいものだ!

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著者プロフィール

ドイツ生まれのスイスの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者。南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を描いた作品が多い。また、風景や蝶々などの水彩画もよくしたため、自身の絵を添えた詩文集も刊行している。1946年に『ガラス玉演戯』などの作品が評価され、ノーベル文学賞を受賞した。

「2022年 『無伴奏男声合唱組曲 蒼穹の星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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