アイスランド小史

  • 早稲田大学出版部
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784657027184

作品紹介・あらすじ

国名の由来、世界最初の議会「アルシンギ」の誕生、水産業の発達など国土の発見から現代までを図版を駆使して描く。

感想・レビュー・書評

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  • 北欧の島国、アイスランドの歴史を教科書的に簡単に著した本。個人としてアイスランドは岩波ジュニア新書で興味を持った国であり、よく知りたいなと思う。アイスランドの歴史の本は珍しく読んでみたが、そっけないともいえるかもしれない簡潔さであった。余計なものをつけていないシンプルなところがこの本の良さだろう。

  • 気軽に読めるアイスランド史。良くも悪くも書き方が教科書っぽい。
    本当に歴史だけが時系列に沿って書いてある。
    シンプルで良いといえば良いけれど、著者の紹介と年表くらいは欲しかった。

    大陸から離れた場所にぽつんと浮かぶ島で侵略してもあんまりメリットがないからほっぽらかされていた。
    蚊帳の外ゆえの安定と周辺ゆえの危うさがあるというあたりは日本と共通か。火山国だし。

    読みやすい文章なのに頭に入ってこない。(固有名詞に不慣れなことや私の能力不足のせいもある)
    言われたことを咀嚼せずに右から左へ伝言するような曖昧な文章だ。
    表面的な出来事はなぞれるけれど、具体的に何が起こったのかも、その意味するところもよくわからない。
    「教会の自由」ってどんな自由?「予想された通り」って誰の予想?

    文法が変なわけじゃないから、歴史は専門外の文学系の人が訳したのかと思ったけど訳者はしっかり歴史系でびっくりした。「同性愛主義者」ってなんだよ。

  • 不思議な氷の国。それがアイスランド。
    どうして人が住み着くようになったのか。ノルウェーやデンマークとの関係は。
    ヴァイキングの子孫といわれる謎だらけの国には、長く難しい問題があった。
    ミニ・ノルウェーとイギリスからやってきたケルト文化の組み合わさった、新天地を求める人間たちの共同社会がつまった島。
    世界初の民間会議。アルシンギ発祥の地。
    それがアイスランド。
    いまは金融危機のあおりを受けて、EUに入るべきかどうかを悩み中の、複雑な国。

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