サウジアラビアを知るための65章 エリア・スタディーズ (エリア・スタディーズ 64)

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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750325736

作品紹介・あらすじ

アブドゥルアジーズがアラビア半島につくった近代国家サウジアラビア。王制,レンティア経済,急速な都市化,男女分離の慣行,灼熱の気候や沙漠。日本人の常識では想像の及ばないこの国の実体を第一線のサウジアラビア研究者たちが紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    イスラム教の聖地メッカを抱える国サウジアラビア。そんなサウジアラビアの国としてのつくり、またそこに住む国民はどんな生活をしているのか、などが知りたくて借りてみた。
    言わずもがな、イスラム教についての解説章が多かったが、地理的な話や国民生活について、また現代では都市化されている街についてなど、新たな視点をもたらしてくれた1冊だった。

  • 米穀との関係はサウジアラビアの外交政策、自己防衛の要として引継がれてきた。米国同時多発テロ事件以降、その同盟関係は一時揺らいだように思えたが、外的要素に過敏に反応する国際石油市場を正常に機能させるという役目を担わざるを得ない米穀の国際エネルギー戦略の本質が抜本的に見直されない限り、両国の関係は盤石なものである。

    サウジアラビア人は部族民である。
    女性の進出。

    1999年にインターネットが解禁となり、情報の流入量は爆発的に拡大された。情報相はインターネットの検閲を行っているが、日々、無数の新たなサイトが出現する状況ではサウジアラビア政府にとって都合の悪い情報をすべてせき止めることはもはや不可能である。

    サウジアラビアのWTO加盟は米国による一種の対話と圧力戦略にサウジアラビア側が譲歩したという事例で評価される。

    2005年2月、サウジアラビアはテロ対策国際会議をリヤドで開催し、先進国やイスラム諸国を含む52カ国に対して相互協力体制を整え、テロ対策を行うことを訴えた。

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著者プロフィール

中村 覚(なかむら さとる)東京大学情報基盤センターデータ科学研究部門助教/デジタルアーカイブ、Linked Data、人文情報学/中村覚・大和裕幸・稗方和夫・満行泰河・鈴木淳・吉田ますみ「Linked Dataを用いた歴史研究者の史料管理と活用を支援するシステムの開発」(『情報処理学会論文誌』Vol.59、 No.4、2018年、1240-1249頁)、中村覚「Linked Dataを用いた軍艦オントロジーの構築と平賀譲デジタルアーカイブへの活用」(『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集:じんもんこん2017』 2017年12月、133-138頁)、中村覚・稗方和夫・満行泰河・加藤諭・宮本隆史・高嶋朋子「『文部省往復』を中心としたデジタルアーカイブの構築とその活用」(『東京大学文書館紀要』No.35、2017年、30-43頁)

「2019年 『歴史情報学の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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