食卓の不都合な真実―健康と環境を破壊する遺伝子組み換え作物・農薬と巨大バイオ企業の闇
- 明石書店 (2014年8月28日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750340555
作品紹介・あらすじ
多国籍バイオ企業が世界で推進する遺伝子組み換え作物。その危険性を訴えるべく著者の行った2年にわたる実験結果は科学雑誌に掲載され、世界中に衝撃を与え、「セラリーニ事件」とも呼ばれる。政官業学そしてメディアを牛耳る巨大アグリビジネスの欺瞞の構図、自身の体験から告発する問題作。
感想・レビュー・書評
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巨大バイオ企業は怖い存在です。「モンスター企業」として世界に名をはせている企業と言えば、モンサント(以下モンちゃんとする)です。モンちゃんは、アメリカ政界や学界にお金をばらまき自分の利益に都合の良い人材育成をして、はむかうやつには容赦ないと言う怖い組を地で行く会社。
日本の大手マスコミや政治評論家が高級レストランや料亭でおいしいものをおごってもらって政権に優しい記事や論評を書くと言ったことが見られるが、アメリカでも御用学者や御用評論家はいるのだろうかと気になる今日この頃だ。
談合は「ダメよ!ダメダメ!」でビシビシ取り締まるのが好きなアメリカだが、自国の利益に関わると豹変するようだ。政財学会の癒着はいいのだろうか。
この本の著者はいろいろな所から非難の攻撃をされていると書かれている。それだけモンちゃんや恩恵をあずかっているモノたちにとって都合の悪いことを言っている証拠だな。組み替えているのは遺伝子のみならず、情報の組み替えも朝飯前と見た。
読めば読むほど、食に対する意識が高まってくる。自分で出来ることは限られているができるだけ怪しい物質の入ったものは口に入れないようにするしかないなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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