東日本大震災 何も終わらない福島の5年 飯舘・南相馬から

著者 :
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750343761

作品紹介・あらすじ

東日本大震災による福島第一原発事故によって生活が一変してしまった福島・浜通りの被災者たちを追った記録。帰還者の苦悩と苦闘、避難先での新生活への不安と希望、風化や風評被害の実態、政治に対する不信と絶望など、震災後5年間の真実の姿を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 最近は あまり聞かなくなった福島のニュースですが
    こうして 本を読んで 今を知りたくなりました。

    この本では 今だけに スポットを当てているのではなく
    あの日が来る前まで 多くの人達が 普通の暮らしをしていて
    将来を夢見ていたという事、そしてあの日から がんばって生きてきた
    人達のそれぞれを レポートしていました。

    避難地域が 解除されても 
    畑に 積んだままの 黒いビニール袋の山。
    そんなのが 目の前にあって のどかに暮らせるのだろうか?
    政府の 思いは どこにあるのだろうか?

    元いた場所に戻っても良いと言われても
    家の周りは 除染されていても 
    山の方は 手付かず・・・・

    戻っても お店もないし 住民も少ない環境で
    どうやって 生きていけというのだろう。。。。

    という 逆境にも めげず がんばっている人達が
    この本の中に紹介されていました。

    本に紹介されていない
    福島で がんばっている多くの人達を
    応援したいと 思いました。

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著者プロフィール

ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。

1957年、福島県相馬市生まれ。早稲田大学法学部卒。河北新報社編集委員、論説委員を経て2019年から現職。02~03年にフルブライト留学で渡米。東北の暮らし、農漁業、歴史などの連載企画を長く担当し、「こころの伏流水北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などに携わる。11年3月以来、東日本大震災、福島第一原発事故を取材。朝日新聞社「ジャーナリズム」、新潮社「Foresight」に被災地をめぐる論考、ルポを執筆中。ローカルメディア「TOHOKU360」同人。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
著書に『シビック・ジャーナリズムの挑戦─コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『地域メディアが地域を変える』(共著、日本経済評論社)、『被災地のジャーナリズム─東日本大震災10年 「寄り添う」の意味を求めて』『東日本大震災 希望の種をまく人びと』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる─古里なお遠く、心いまだ癒えず』(以上、明石書店)、『悲から生をつむぐ─「河北新報」編集委員の震災記録300日』(講談社)他がある。

「2021年 『二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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