倭人とはなにか――漢字から読み解く日本人の源流

著者 : 出野正 張莉

• 明石書店 (2016年12月22日発売)

作品紹介・あらすじ

古田史学と漢字学の視点から『漢書』『魏志』『後漢書』『三国史記』など中国・朝鮮の漢文献を読解し、従来の「倭」「倭人」「倭国」を同一系統とする解釈の矛盾を明らかにし、日本人のルーツが南中国から渡来した倭種の民族「倭人」であることを論証する。

感想・レビュー・書評

[osawatさんの感想 · 2019年4月16日]

鳥越氏の「古代中国と倭族」、「弥生文化の源流考」に影響された。
〇「倭」は南中国から朝鮮半島に渡来した倭種の人たち
〇「倭人」は南中国から直接、あるいは朝鮮半島を経由して日本列島に渡来してきた倭種の人たち

著者プロフィール

高知大学卒業（文理学部西洋哲学専攻）。（株）呉竹にて企画部・社長室勤務の後、書道文化・書道用品研究所を設立し、書道用品開発企画・コピーライターを行う。現在は古代歴史学・漢字学研究に従事。著作『倭人とはなにか』（張莉と共著、明石書店、二〇一六年）、『銅鐸祭祀から鏡祭祀へ』（東京図書出版、二〇一九年）

「2022年 『魏志倭人伝を漢文から読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」