アフリカの開発と教育【オンデマンド版】

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  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750390222

作品紹介・あらすじ

開発途上国援助の中でも重点地域となっているアフリカ地域に対する教育分野での国際協力。本書はアフリカ主要国の教育現場での事例研究をベースに,教育と国際協力を概観し,独立,地域格差,ジェンダーなど多用な側面から今後の課題を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 広島大学教育開発国際協力研究センター(CICE)が中心となってまとめた、アフリカにおける国際教育協力の専門書です。定価6000円+税!高いです!本書は大きく分けて3部で構成されています。

    ①「アフリカの教育と国際協力の動向」:アフリカの教育の現状と課題、及び国際教育協力の特徴と潮流についての概説
    ②「アフリカにおける教育協力経験の活用」:アフリカにおける国際教育協力の経験をもとにした、開発途上国一般に有効な教訓
    ③「アフリカの教育課題への挑戦」:アフリカの教育を考察するうえで重要な課題(8つの国を重点的に取り上げた国別の研究)

    もちろん話題の中心はサブサハラ・アフリカ(48ヵ国)なのですが、②をはじめとして、広く開発途上国全般に生かす議論がなされています。修士論文でカンボジアを取り上げている僕も、この本から学ぶことはめちゃんこありました。

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著者プロフィール

大阪大学大学院人間科学研究科教授、博士(人間科学)。
愛媛大学理学部地球科学科卒業後、青年海外協力隊(マラウイ、理数科教師)を経て、大学院理学研究科修士課程に進学。国際協力事業団(JICA)職員、英国エディンバラ大学アフリカ研究センター(M.Phil.)、広島大学教育開発国際協力研究センター/大学院国際協力研究科准教授・教授を経て現職。
主な著作に「発展途上国の学校と学びの成果」『シリーズ人間科学4 学ぶ・教える』(中澤渉・野村晴夫編、大阪大学出版会、2020)、『発展途上国の困難な状況にある子どもの教育――難民・障害・貧困をめぐるフィールド研究』(編著、明石書店、2019)、『アフリカの生活世界と学校教育』(編著、明石書店、2014)など。

「2023年 『SDGs時代にみる教育の普遍化と格差』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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