- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750512099
作品紹介・あらすじ
アジアの辺境の村々は、電気もなく、道もなく、病院もない。日本人の尺度から見れば、貧しく、不便な生活を強いられているはずの彼らが、むしろ私たちより幸福に見える。
なぜ幸せそうに生きることがきるのか。
一日をゆったり過ごす。お金がなくても気にしない。老後なんて、もっと気にしない。いつかのために働いたり努力をしたりするのではなく、「いま」を生きる。
近代の見直しや、日本社会の転換が叫ばれるなか、辺境アジアの国から学べることは多い。幸せの尺度を変えれば、ゆるーい未来が見えてくる。欧米とはまったく違った価値観、世界観で動いているアジアの国々の文化の枠組みから考える、日本人のための幸福論。
感想・レビュー・書評
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カンボジア人は宵越の金は持たない。明日のことを思いわずらわない。楽しく暮らしている。その日の稼ぎを稼ぐと昼までも店を閉めてしまう。
電化製品の登場でカンボジアの焦点は変わった。かつては冷蔵庫なんてなかった。 -
辺境にくらす人の特徴は優しさ。民族紛争や生存競争に敗れ続けたため、戦うことにトラウマがあり、争いごとを極力回避する傾向がある。こうした傾向が日本民族の中にあり、世界の中でリーダーシップをとるような気質がない。争い事は極力避けようとする。また、判官贔屓の気質で、勝者ではなく敗者に感情移入する。また新しいものやサービスを生み出すのは得意ではない。何かを追いかけている時力を発揮する。グローバルの時代、日本がどのようにして世界の中で輝いていけるのかその答えは本書から読み取れなかった。
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欧米人でもない
そして
アジアの一員でもない
いや なれない
中途半端な日本人
を 感じてしまいました
分をわきまえた
「日本人」とは
を 考えさせられる -
今を生きている充実感とありのままの存在を愛してもらえるという安心感。日本人に足りない能力だな。
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幸福について考えさせられる良書
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非常に考えさせられる本。日々あくせく働いている自分が悲しくなった。