ノー・シューズ

著者 :
  • 亜紀書房
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本棚登録 : 103
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750514062

作品紹介・あらすじ

ある絵描きの肖像(ポートレート)
佐々木マキの自伝的エッセイ集!!貴重な1コママンガ50枚も収録!!
マンガ家デビューから『やっぱりおおかみ』などの絵本創作の背景や『ガロ』で出会った人々との交流までを綴った書き下ろしエッセイ「ノー・シューズ」。神戸の下町で過ごした幼少期を描いたエッセイ「ぼくのスクラップ・スクリーン」。珠玉のエッセイとともに不思議な1コママンガの連作「スカラマンガ」も収録!

感想・レビュー・書評

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  • いやいや知らなかったよ、佐々木マキさんって男性だったのね! 私は「ガロ」に思い入れのある世代よりすこし下なので、佐々木マキさんと言えば「村上春樹作品の表紙絵の人」なのだ。ちょっと他にない作風で、どっちかというとオシャレなイメージ。貧乏くささがつきまとう「ガロ」とは結びつかないなあ。いや、あまり知らないので、あくまで横目で見た雰囲気ですが。

    最近書かれた「ノーシューズ」が面白かった。ユニークなのは、普通はここからのことを書くよねっていうその手前で、お話が終わっちゃう所。絵を描き出した頃のこと、編集者や漫画家たちとの交遊、村上春樹との出会い、みんなそうだ。それでどうなったの?と知りたくもあるが、なんだか格好いい書き方なのである。

  • ゆめみるナッティー・ナンバーズ - 現場のネズミ | ウェブマガジン「あき地」
    https://www.akishobo.com/akichi/sasaki-maki/v1

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    http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=695

  • 村上春樹の1973年のピンボールで、この方の装丁画に出会って以来、ずっと女性だと思っていました。
    安西水丸さんは男で、佐々木マキさんは女と、インプットされていました。
    何か懐かしさを感じるエッセイです。

  • 見所はスカラマンガ(造語)。

  • キムチ
    うまごや
    くうふく
    ラジオ
    ものうり
    マチス

    が特に良かった。
    当時の貧困や朝鮮人の暮らしなどがリアルに書かれている。
    引用の映画なども気になる。

  • 文学

  • おもしろかった。自分の子供の頃も思い出したり。

  • H30/6/20

  • 佐々木マキの新作、旧作含めたエッセイとイラスト集。

  • 読み終わったのにまだ読み終わっていない気がする。それで最後まで読もうとすると、もうすでに読んでいることに気づく。
    なぜか。
    文中でさりげなくふれているカルチャーが、知らないものばかりで、消化できず、全部読んだのに何も読んでいないような気にさせるのだ。
    それにスカラマンガもそう。
    表面的にしか読めていない自分への自己嫌悪。
    いつかこれらのひとつひとつのカルチャーを知り、楽しめる日がくるのだろうか。

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著者プロフィール

1946年兵庫県神戸市生まれ。マンガ家、絵本作家、イラストレーター。1966年「ガロ」「朝日ジャーナル」を中心に自由で実験的なマンガを立て続けに発表。1973年、福音館書店より『やっぱりおおかみ』を刊行。「こどものとも」などで独創的な絵本を多数発表する。マンガ作品集に『佐々木マキ作品集』『ピクルス街異聞』『佐々木マキのナンセンサス世界』『うみべのまち』。絵本に『やっぱりおおかみ』『ねむいねむいねずみ』『ぶたのたね』『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』『おばけのばむけ』ほか多数。エッセイ集に『ノー・シューズ』がある。京都市在住。

「2016年 『村上春樹とイラストレーター 佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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