詩集 燃える水滴

著者 :
  • 亜紀書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515755

作品紹介・あらすじ

弱き者のささやきを聞き逃さないために

石牟礼道子へ、また多くの逝きし者たちへ、ことばを贈る。
詩歌文学館賞受賞の詩人・批評家の待望の第三詩集。

感想・レビュー・書評

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  • とてもよくわかる
    共感しながら
    けれどもその力強いメッセージは
    果たしていったいどれだけの人に届くのだろうと思った

    これは重い問いかけで
    しかし一つの問題提起で
    言葉を灯して歩む生き方の提示であり

    真っすぐで心を射貫き
    光を注ぐような 透明な言葉たち

    言葉に迷う人たちへ
    その光を信じられない時こそ
    読んでほしい

    言葉を内側から紡ぐ者たちへ
    その言葉の重みに耐えきれなくなりそうになったら
    この本を読んでほしい

    あなたが探し求める断片が
    そこにあるだろう

    あなたが信じ切れない葛藤を
    たゆまぬ姿勢で書き続けるその後ろ姿が
    見えるだろう

    言葉を光にかえて戦うすべての人に
    この本を 捧げたい

  • 平易な言葉で詩が紡がれている。
    作者の優しさが溢れる良書だ。

  • 意味がとりやすいと共に、詩の力強さや愛しさを存分に感じられる作品たち。詩への入り口として普段詩を読まないような方にもおすすめできそう。


  • なにが書いてあるかわかる詩集。
    (読解力に乏しいわたし、読んですぐに解けないから、詩って苦手なんです…)

    そしてすっごいな、これ。
    わかりすぎて、
    読んでるわたしでこんなに痛いんだから、
    書いてる詩人さんの痛みはどれほどのものだろう。

  • 19/02/11。

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著者プロフィール

1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。 慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
近著に、『ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う』(亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。

「2023年 『詩集 ことばのきせき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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