- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750515984
作品紹介・あらすじ
今日も水平線から日が昇る。いつもの風景、季節の移ろい、突然の雨、特別な夜。
繰り返す日々のなかで、みんな、いつもなにかを待っている。
船が通るのを、貨物列車を、雨上がりを、夜明けを……。
国内外で活躍する荒井良二の新しい代表作が誕生!
ぼくが大学生の時に、長新太「ちへいせんのみえるところ」を
手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。
いまだにぼくは、この地平線の見える風景の中にいて、
優しさや不安や笑いや寂しさや怖さや希望の風に吹かれている。
そう、まるでこどもの時のぼくがそうして立っているように。
ぼくが絵本を作る時は、必ず頭の中で一本の線を引き、
そこからぼくの絵本の旅を始める。
やがて、その線は見えなくなってしまうが、
時おり顔を出してはこどもの時のぼくが「ちへいせん」を眺めて立っている。
いつか、ぼくの「ちへいせんのみえるところ」を描いてみたいと思っていたが、
もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。
そして、この本を長さんに捧げたいと思う。
荒井 良二
感想・レビュー・書評
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白状します。
荒井良二さんの絵本、実はあまり好きではありませんでした。
勢いに圧倒されて。しかもなんだかよく分からなくて。
でも何故か荒井良二さんの絵本って気になって。
なんだろう、この人の絵本を眺めていると生きる希望みたいなものを感じるんだよね。
明日も(今日も)いい日になるかもしれないっていうさ。
結論。
今でもよく分からないけど、荒井良二さんの絵本好きなのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎日、いつも、何かしらを待っている。
お昼休憩、終業時間、夕飯、週末、図書館で予約している本の順番、長いお休み、観たい映画の公開日…
それは楽しいことだ。
まぶしい。 -
荒井良二さんの絵本、こどもはどうも好きじゃないようで見せてもいつも「いらん」の一点張り。しばらく読むのはやめようと思う。
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写真のようなリアルな絵ではないのに情景が浮かんできて、色づかいが素敵で元気が出る。
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おとなの絵本かな、と思う
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待っているっていいな。わくわくする。
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何かをまってるときのワクワク。
子どもの頃のピュアなきもち。
忘れずにずっと持っていたい。