- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751514436
感想・レビュー・書評
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誰にでもある大切なもの
人から見たら大切ではないのかも
素敵な1冊でした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
我が家にも、二人こんな子がいるわ‼️
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ねずみのオーエンは赤ちゃんのときから黄色いタオルのフワフワーノが大好きでいつも一緒。
もう汚れているし、ふわふわでもないけれど、オーエンは気にしない。
あるとき、隣のおばさんが両親に「おたくのぼうや、もうあんなものを持ち歩く年じゃないでしょ」と言ってきて、タオル離れをさせるタオルの妖精の話を教えてくれる。
夜寝るときに枕の下にタオルを置いておくとタオルの妖精がやってきてそのタオルを連れていってしまうけれど、かわりのいいものをくれるのだとか。
オーエンはその話を聞いて、枕の下には入れずにパジャマの中に隠してしまう。
当然、タオルの妖精は来なかった。
隣の家のおばさんは今度はお酢を使う方法を教えてくれる。
タオルの端をお酢に浸しておいて変なにおいがするからと離れさせよとするのだ。
でも、オーエンは地面に一度埋めてその匂いを消してしまう。
隣の家のおばさんはもう小学校に上がるのだから「駄目」と言うように両親に言う。
両親は今まで駄目と言ったことがないから、言い方を教えてもらうものの、オーエンは学校に持っていくと言ってきかない。
そこで、タオルを小さく切って何枚ものハンカチにしてしまう。
これならいつでも一緒。
隣のおばさんも気付かずもう何も言わないのだった。
大好きなタオル。
タオル離れせずに、ハンカチになったら見た目が変わるだけで大して変わらない気もするけれど…。
でももうタオルとしての使い方ではなく、ハンカとして使っているのでこれはこれでいのかな。
他人のことに口出しする隣のおばさんが嫌な感じ。