- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522714
感想・レビュー・書評
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日本では89年に出た「くいしんぼうのアリ」の、新訳版。
中身はほとんど同じだが、タイトルに関しては「くいしんぼう」の方がよりストレートに子どもに伝わりそう。
いつものごとくモノクロの挿絵だが、メリハリが効いて遠目も効き、お話も起承転結がはっきりして分かり易いのでお話会にはおすすめ。
約13分。私は中学年に読んだことがあるが、おおむね良い反応だった、ような。
女王アリに捧げる甘い甘いクリスタルを取りに行く旅の途中で、誘惑に負けてそのクリスタルを食べまくった2匹のアリ。さあ、その後が大変。
これでもかと、次々に襲いかかる危機。2匹は無事に巣に帰れるのか。。
最大の見どころは、アリから見た視点で描かれた絵の数々。
うわわ、こんな風に見えるのねという疑似体験がそれは楽しい。
そして、そのダイナミックさに笑えたり怖かったり。
あわや2匹の最期かと思う場面の連続で、そのひやひや感も面白い。
クリスタルってなぁに?男の人が飲んでるものはなぁに?と後で聞くと大喜びで答えてくれる。
子どもたちが喜んでくれればそれで充分なのに、読後ひとりの「いけない先生」が一人ずつ指しては感想を言わせていて、やや失望。
お話会で感想なんか言わせてはいけません。
なんて、言えるはずもないので、ニッコリ微笑んでそそくさと帰ってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人の絵は見る者を不思議な世界へ誘ってくれますね
可愛いような怖いような空想的でリアルです
アリの目で世界を見ることができます
村上春樹さんの訳も魅力的
「いけない」ってタイトルにまず惹かれてしまいますよね
大冒険の後の二ひきの表情がいいではありませんか
≪ ただはこぶ ぼくたちだって クリスタル ≫ -
木島始訳の「くいしんぼうのあり」(ほるぷ出版)と比較して読むと面白い。
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ちょっとだけ欲の深かった二匹のアリの危険な旅。
アリの目線で描かれた世界が、とてもリアル。
ハラハラどきどき。
しばらく動悸がおさまらない…。