- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751522783
感想・レビュー・書評
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敬老の日を過ぎて、読み返しました。
身近な人の死を描いた絵本は、時に取扱いに注意を要すると感じています。
個人的には、擬人化した動植物や人工物に託さず、人をヒトとして描いた作品が好きなのですが、内容によっては直接的過ぎて、子どもたちに読み聞かせるには不向きな場合もあります。
また逆に、デフォルメや演出が行き過ぎて、死生観や命そのものが軽んじられているように感じるものもあります。
この絵本でも、大好きな祖父を失った少年・エリックは深く悲しみ、死を現実として受け入れがたく感じているところから物語が始まります。
おばけ(霊)となって現れた祖父の「わすれもの」を探す過程で、エリックは人生の楽しみや家族の大切さを知り、他の経験では為し得ない成長を遂げます。
簡単には読み聞かせられない絵本ですが、大好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おばけでもいいから会いにきてよ、と言いたくなる人がいる。
あの人がおばけになって会いにきてくれないのは、忘れものがないからなのかな。それならそれで、別にいい。天国でも元気でね。 -
子どもたちに読み聞かせをしました。
ラストに向けてだんだんと声が震えるほどに泣いてしまいました。私の亡き父母もこんなふうに会いに来ていたかもしれない。そう思ったし、いま同居している体調の優れない義母のことも想いました。
手元に置いておきたい本です。 -
たくさんの思い出があって素敵。思い出の中に人は生き続ける。
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おじいちゃんがおばけになったわけが、孫のエリックにさよならを言うのを忘れていたからというのがよかった。ジーンとした。ぼくはおじいちゃんが大好きなんだけど、同じことになってしまったら、ぼくにもそうしてくれるかな。
ぼくが急に死んでしまったとしても、本当におばけになれるかはわからないから、いつもみんなに優しくしていたい。(小6) -
途中まで秘密の冒険みたいだったのに
最後は涙で字がぼやけてしまった(´;ω;`)
誰とでも必ず来るお別れの時
わたしのところにも大好きだった人は
来てくれたのかなあなんて考えてしまう -
泣いた…絵本読み聞かせしながらこっそり…
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絵もストーリーもあたたかい。
思わずうるっとしてしまいました。
レビューに載せるのは失礼にあたってしまうのかもしれませんが、
絵本ナビ編集長の磯崎園子さんのみどころコメントが
私は大好きです。
お名前と本のタイトルで検索していただけると読めると思います。
小学2年生向けの棚にありましたが、場合によっては
5歳児さんくらいから読み聞かせできるのでは、と思いました。 -
最後のおじいちゃんが歩き去るシーンがなんとも言えずグッときます。隣のページのぼくが「明日から学校にいこう」ってつぶやきます。この世とあの世。この世では陽はまた登り繰り返す。大切な人の想い出とともに。
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子供に読み聞かせながら、私が号泣。笑