(3)八木重吉 (日本語を味わう名詩入門)

制作 : 萩原 昌好 
  • あすなろ書房
3.80
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本棚登録 : 78
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751526439

作品紹介・あらすじ

名詩入門シリーズ第3巻は、<かなしみ>の詩人、八木重吉。5年ほどの短い期間に2000を超える詩編を残した重吉の世界をわかりやすく紹介します。29編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 花がふってくると思う
    花がふってくるとおもう
    この てのひらにうけとろうとおもう

    これは「花がふってくると思う」で「桜」は

    綺麗な桜の花をみていると
    そのひとすじの気持ちにうたれる

    この2編の詩を自分のものにしたくて、この本を購入しました。いまや購入しなくてもお気に入りの詩などはいくらでもネットで調べることが出来ますが、詩や短歌や俳句は解説書を買って深いところを教えてほしくて買います。
    この本の萩原昌好氏の解説は、子どもにもわかるように噛んで含めるような優しさに満ちています。なるほど、そんな解釈もあるんだということを知った上で読むと味わいもぐんと深まります。また、それに付けられた上田真氏の軟らかいイラストが心なごみます。

  • 深夜に読む詩は染みるなぁ。
    とても読みやすかった。
    桃子と◯が好きだった。

  • 親になって読むと胸がしめつけられる。
    長女は「心よ」が好きで何度も読んでいる。

  • 母と自分、そして我が子と自分。
    子供の頃の自分、子供を見る自分。
    大人になったからこそ、母のことが良く見えるようになり、母を思うことで、自らも親になったこと、そして自分の子のこと、子に対する大人のしての自分を見つめることになったのかなと思う。

  • 「活版印刷三日月堂 庭のアルバム」(ほしおさなえ・ポプラ文庫)にでてきたのできになって。これを活字で拾うのは、ほんとに「写経」だなあ。しずかだけれどやさしいことばで、わかりやすい。でもそれだけじゃなくて、ぐさっとくるところもあったり。面白い。キリスト教徒だという基本知識はあったのだけれど、宗教っぽさが全くないなあ。

  • ◆きっかけ
    ブクログ。チルチルとミチルさんの本棚より。俵万智さんの『そだちノート』を読んで以来、詩が気になる。2016/8/22

  • 八木重吉の詩は,この本で初めて読んだ。

    最初,「序」で始まってるのは,ずるい!
    すっと作品世界に引っ張っていかれました。

    短くて分かりやすいことばで書かれているので,
    とっても読みやすいし,八木重吉のやさしさが伝わってくるようでした。

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