アーチー・グリーンと魔法図書館の謎

  • あすなろ書房
3.43
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本棚登録 : 112
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751527559

作品紹介・あらすじ

12歳の誕生日。アーチーに届けられた謎の小包。それは、イングランドで最も古い法律事務所に、400年前に預けられたものだった。この小包には、奇妙なメッセージが・・・。

感想・レビュー・書評

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  • さらさら読めるし、アレキサンドリア図書館まで話が広がって、なかなか面白いんだけど、誕生日に自分が特別な生まれであることを知らされて魔法の世界へ……っていう始まりは、さすがにハリポタすぎるか。でも、完全に別世界へ行ってしまうのではなく、この世界の裏、とか、地下とかに別の世界が広がっているという設定は好み。あと、全体を通じてユーモアがあるところも好き。

    ああ、あと、アーチーが、「ささやき人」であることをなかなか周囲に打ち明けない理由が「こんなことを言っても信じてもらえないかも」とかだったのが、ちょっとイライラした。これだけ魔法だらけなのに(^_^;; 話を進めるために秘密を明かさないっていう展開、わりといろんな話であるんだけど、だまってる必然性がないとちょっと苦しいのよね。

  • イングランドの海辺の町におばあちゃんと二人で住む少年アーチ―・グリーンは、12歳の誕生日に古い小包を受け取った。それは、400年前に預けられたもので、添えられていた巻紙は、手違いで翌日届けられた。
    アーチ―はその指示通りにオックスフォードの古書店に向かうが、そこは魔法の書を扱う仕事場だった。彼はそこで魔法の本づくりのしるしを受け取り……。

    魔法の書をめぐるできごとが次々に押し寄せ、誰が敵か味方がわからない状態が続く展開の速い本。
    ただ、すべてのカギを握るのがアーチ―で、それが生まれた時(生まれる前か?)からの定めで、というところが工夫がなくてつまらない。
    魔法の世界の決まりごとがたくさん書かれているけれど、煩雑で整理しきれない。
    続編があるらしいので、そこら辺まで読んだら少しはすっきるするのかも。

    魔法の世界は何でもありだから、都合よくお話を作ることができるけれども、だからこそ、よりしっかりした世界観が求められる。
    今回は、なんとなくうまく終わっちゃったけれど、次作ではこの世界を安心して広げさせて欲しい。

    挿絵は、私の中の物語のイメージとは違ったので、なくてもよかった。

    かなり複雑な展開だから高学年以上対象でしょう。
    この作品だけだと、特におすすめはしません。

  • 図書室本。ワクワクする。

  • 二巻から読み始めてしまったのですが、とても面白かったので一巻も読みました。
    やはりハリー・ポッターに似ていますが、慣れてきたのか第二巻ほどは気になりませんでした。ハリー・ポッターが好きな方にはおすすめです。

  • ちょっと大きめサイズの本。
    読む時にずっしりと感じる重みも
    含めて星5つのお気に入りになりました。

    大人も楽しめるファンタジー作品。
    魔法使いの見習いとなって、ある日突然生活が
    変わってしまう主人公。
    その心の成長に重きを置く感じがない為か、
    主人公の目を通して起きている事を語られている気分でした。
    教訓ぽいところが少ないという印象で、
    純粋に物語を楽しめました。

  •  イングランドで最も古い法律事務所で、400年前から保管されていたアーチー・グリーン氏宛ての小包。アーチー・グリーンは、祖母と暮らす12歳になったばかりの少年だった。小包についた巻紙には、小包の中身をオックスフォードのホワイト通りにある古書店に届けるようにという指示が書かれていた。
     魔法の世界とは全く縁のなかった少年12歳の誕生日に届けられた謎の小包をきっかけに・・・こう書くと何だかあの物語のようだな。

  • イギリスの海辺の町に暮らすアーチーは、12歳の誕生日に謎の小包を受け取ります。中に入っていたのは鍵がかかり、開くことができない古い本。
    包みについていた指示に従い、オックスフォードにある古書店まで届けることに・・・。
    アーチーの謎解き冒険のはじまりです。

  • 両親と姉を交通事故で失い、祖母と二人暮らしのアーチー。12歳の誕生日に届いた不思議な小包に導かれ魔法図書館への冒険が始まる。

    あまり新鮮味がなく、感動もなかった。

  • イギリスの作家D・D・エヴェレスト、2014年発表の作品。児童向けファンタジー。ハリポタ・フォロワーという感じの他愛の無い冒険物語ですが、なかなか面白いです。

    オックスフォードの地下に一般の人には知られていない魔法図書館があり、そこでは危険な魔法の本が厳重に管理されています。12歳の誕生日に400年前の指示に従って届けられた古書をオックスフォードまで運ぶことになったアーチー・グリーンは、それまで知らなかった魔法の世界の争いに運命的に巻き込まれて行き・・・。

    奇抜で個性的な設定のキャラたちの登場の場面は楽しいのですが、その後の言動はごく普通になってしまい、設定や見た目の凝りようのわりに中身は平凡。でも、まあ児童向けと割り切れば良い作品です。

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