みにくいフジツボのフジコ

著者 : 山西ゲンイチ

• アリス館 (2011年12月26日発売)

感想・レビュー・書評

[ruko-uさんの感想 · 2022年3月12日]

表紙絵の意地悪そうなフジツボたちと困った顔のみにくくなくむしろかわいいフジコのコントラストに惹かれ手に取り。
最初は「あれ、みにくいアヒルの子テイスト…」と思いつつ始まるのですが、さすが山西さんというか「えっ、そんなオチになるの！？」という斬新な結末、それは想像がつかなかった…。
突拍子もないけどスケールの大きい（？）展開に、まさに異次元へ連れて行かれる読み心地。
絵本はやっぱりこうでなくっちゃ（笑？）

[inakagjさんの感想 · 2014年7月18日]

どうしたらそんな発想が生まれるんだろうか。
笑いを通り越して感動してきた。

[ちこたさんの感想 · 2012年9月13日]

本当のママを探しに猫のトムと旅に出るフジコ。

バケツにミニスカート、ソフトクリーム…確かに形は似ているけれど、どれもフジコのママじゃない。

「いったいフジコは何なのさー！」とやきもきしながらページを捲る。
そして、その答えにびっくり！！
「えー！？」と言わずにはいられない。無理やり感はかなりあるけれど、ハッピーエンドだから良しとしよう。


火山が噴火した時、トムがどうなったのかもの凄く心配だったので、最後のページにトムのその後が描かれていてホッとした。

おまけの「じつぶつだいフジコ」がいい感じ。猫の頭に乗せて遊びたい。

[mieさんの感想 · 2012年2月2日]

衝撃のラストに爆笑。

フジツボだと思っていたフジコの、本当のママの正体に驚き、なおかつその台詞に噴いた。
「むかしうっかりおおきなくしゃみをしてしまって、うまれたばかりのあなたをふっとばしてしまったの。ごめんなさいね」
まてまてまてまて。
育ての親も産みの親も、驚愕の事実をさらりと言ったりする実に飄々とした性格。

フジコと色んな物たちの「あなたはわたしのママですか？」のやり取りも楽しい。
巻末のとくべつふろくの説明も地味に面白い。猫の顔・・・。

[たまネコ♪さんの感想 · 2014年4月2日]

フジコは 自分が 「フジツボ」ではないと分かり 本当の お母さん探しの旅へ…

[猫武炸成さんの感想 · 2013年8月14日]

2013年8月14日

ﾃﾞｻﾞｲﾝ/細川佳

[madoka39tdljさんの感想 · 2012年9月16日]

いやーびっくり仰天な結末(^o^)

[ᑦᑋªᐢLeaさんの感想 · 2012年7月24日]

　フジツボ～!?　と驚き一体どんな絵本なのか・・と購入。実はフジコはフジツボではないのですね～。ではいったいいフジコの正体は!?
　わくわくして読み進めました。フジコに似ているものたちが、たくさん登場。あ、アイスなの？　ん、違う…あ、山～？　あれ、違う…
最後にフジコが辿り着いたのはなんと○○！
　最後に明かされたフジコの正体にびっくり。まさかそんなオチだったとは…。最後までどうなるか分からないため、目が離せない！

[くろねこ・ぷぅさんの感想 · 2012年2月21日]

フジツボのお母さんの美しくないのにびっくり～（笑）。

山の噴火で宇宙まで辿りつけたり、ネコちゃんのやさしさにほんわりするヤマニシワールド炸裂です☆

内容的にこんもりくんのほうが好きですので☆４こ

[bambiecoさんの感想 · 2012年1月5日]

世界初？のフジツボの絵本。
内容としてはみにくいアヒルの子みたいな感じ。

フジコがかわいい～。
なのにフジツボのお母さんは強烈キャラです！
（いや本当はお母さんじゃなかったんだけども）
ネコのトムの頭にのって母を探して三千里～。
途中、バケツやソフトクリームやプッチンしたプリンにも
「お母さん？」と聞くフジコ。

お母さんはもっと遠くにいたんだよー。

なぜフジツボだったのか？
それはアレと形が似てたから？

とても面白かったです！

著者プロフィール

1971年長崎県生まれ。イラストレーター、絵本作家。『ブタコさんのかばん』（ビリケン出版）、『ブルオはいぬごやのした』（岩崎書店）、『こんもりくん』（偕成社）、『カンガルーがいっぱい』（教育画劇）、『みにくいフジツボのフジコ』（アリス館）、さし絵の作品に『だれも知らない犬たちのおはなし』（あすなろ書房）、『そばかすイェシ』『世界一の三人きょうだい』（徳間書店）など。

「2020年 『ヒゲタさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」