秘境国  -まだ見たことのない絶景-

  • パイインターナショナル
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本棚登録 : 394
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756241245

感想・レビュー・書評

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  • 秘境国とは「名前を聞いたことがあっても、どんな国か知らなかったり、そもそも名前すら聞いたことのない未知の国」という。53ヵ国が紹介されており、こんな国があったのか、こんなところだったのかと驚く。この本は写真集だが、未知の国の絶景を見るより、写真に添えられた文章を読むことが重要だ。貧困に喘いだり、内紛で多くの人が死んだりしている悲惨な国が多いのだ。実質的に奴隷制度が存続している国さえある。豊かな資源があっても、少数支配者が独占したり、紛争の原因になったりしている国もある。特にアフリカの国がひどい。ブータンは、日本では幸福度が高い国として有名だが、北部の伝統と文化の支配を強めて、南部の人々の多くを国外に追放したという。このように、内実が印象と違う国もある。もちろん、豊かな自然の中で人々が貧しくも幸せに暮らしている国もある。とにかく、世界の国について知ることの意味を教えてくれる本だ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      ナルホド、、、読んでみたくなりました。
      goya626さん
      ナルホド、、、読んでみたくなりました。
      2020/11/06
    • goya626さん
      猫丸さんへ
      ぜひ読んでみてください。新しい眼を開かれます。
      猫丸さんへ
      ぜひ読んでみてください。新しい眼を開かれます。
      2020/11/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      はい!
      goya626さん
      はい!
      2020/11/09
  • 治安が良ければ行きたい国がたくさん。
    特にアフリカ。内戦や独裁政治、貧困、エイズなどさまざまな問題を抱えてる国がまだまだある。
    生きている間に観光で行ける状況になるのだろうか。

    そして「幸福の国」のイメージがあったブータン。民族の統一のために一部の民族を国外追放してたなんて知らなかった…ちょっとショックな事実だった。

    ・資源が採れる国って諸刃の剣だな
    ・豊かさの裏には、犠牲もある

  • ロイヤリティフリーのストックフォト、イラスト・ベクター素材、ビデオ - Getty Images
    https://www.gettyimages.co.jp/

    秘境国 | PIE International
    https://pie.co.jp/book/i/4124/

  • 図書館で借りた。
    こんなところに人間住めるの!?というような環境でも生きてる人ってたくさんいるんだな〜。うーん世界は広い。当たり前だけど…

    絶景ではあるし秘境でもあるけど、歴史や環境によって苦しい生活を強いられている国の紹介が多く、手放しで「楽しそう!行きたい!」とは正直ならないかな…むしろ行けなさそうな場所が多い(治安的な問題で)
    でも世界のポジティブな面だけじゃなくてネガティブな面を改めて知ることができた良い機会だと思う。

  • 「秘境国」という視点で53ヶ国が1国につき見開きで大きな写真と人の写っている小さな写真と地図と少しの説明文で紹介されている。1ヶ国につき2ヶ所の場所だからそれでその国が分かるわけではないけれど、初めて名前を聞く国、なにゆえそんな不便な場所に家が?という答えがわずかな説明文に記されている。

    それは戦火だったり、奴隷貿易を逃れてだったり、あるいは自然の脅威を避けてだったり、やむにやまれぬ理由で「秘境」に住んでいるんだなあと分かる。

    まず最初が「カーボヴェルデ共和国」。初めて聞く国。表紙の下の写真。アフリカの大西洋に突き出た先の小さな島国。その高い山の頂にへばりつくように建つ家。それはかつてその島がポルトガルの奴隷貿易の拠点で、逃れた奴隷が奴隷商人がそこまでは追ってこないからということで住んでいる。

    こんな国、こんな理由、それをこの本を見ることで一瞬でも考えるきっかけになった。

    表紙上は「レソト王国」南アフリカの内陸にある。


    2011.8.10初版  図書館

  • 良書。見知らぬ土地を多数紹介してくれている点で情報の特異性が高いこともさることながら、秀逸なリードコピーと端的かつ密度の濃い紹介文でその土地に対して否が応でも興味を持ってしまう仕掛けが散らばっている。秘境好き必携!

  • 秘境国といっても、私たちの考える、想像する秘境とはまた違う雰囲気。

    ビジュアルも大きく読みやすい。

    子供に提示するにはもってこいだなと感じた。

  • ① この本を選んだ理由
    ブクログの書籍紹介でこの本が紹介されていたのをみて興味をもったため。
    図鑑とか、絵本とか、好きなので。


    ②あらすじ 
    美しい秘境の写真集のようなものをイメージしていたが、その国の社会的問題を伝える本だった。


    ③感想
    世界は広いな…と思った。


    ④心に残ったこと

    タジキスタン共和国:国土に平地がほとんどない
    ツバル:沈みゆく刻
    モーリタニア・イスラム共和国:奴隷が働かされている
    ジブチ共和国:平均気温は29.8度
    キリバス共和国:世界で最初に1日がはじまる国。ここもまた水没の危機にある
    二ジュール共和国:女性は8.3%しか字を読めない
    など…

  • 秘境国 まだ見たことのない絶景
    発行者:バイインターナショナル
    タイムライン
    私の本棚を紹介します。 #ブクログ
    https://booklog.jp/users/collabo39698
    写真集

  • 『秘境』と呼ばれるにふさわしい、聞いたこともない、もしくは聞いたことはあってもどこにあるのかサッパリわからないような国を絶景写真とともに紹介した本。日本から見た秘境、ということでどうしてもアフリカや中米、小さな島国とかが多いかな。でもそんな国々が複雑だったり不幸だったりした歴史を経て独立し、独自の道を進んで行っているのを見ると日本も学ぶべきところは沢山あるんだろうなと思います。

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