- Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756243447
作品紹介・あらすじ
戦うことが苦手な心やさしい巨人ゴリアテは隊長の命令である任務につくこととなった…もうひとつの巨人ゴリアテVS少年ダビデの物語。
感想・レビュー・書評
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ゴリアテをひとりの戦士としてとらえていて、好感が持てました。
何でもない人の頭上に突然、理不尽が降ってくる様子が、淡々と描かれています。
スカボロー・フェアが聴こえる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかせつなくなりました。
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旧約清書のゴリアテが背が高いだけの戦士だったら…という漫画作品。
ゴリアテは争いが得意ではなく、兵士の中でも下っ端、書類を書くのを仕事にしていた。
背があるので、相手を脅すには格好だと、盾と鎧と鉄兜をつけて、盾持ちの少年と相手との境界線近くの谷へ送られる。
自分と一騎打ちをして負けた方は奴隷になるように、という声明を毎日叫ぶが相手の反応はない。
そうするうちに、谷の岩に住み出すゴリアテ。
そろそろ逃亡しようかというところへ、相手側から石を持った少年ダビデがやってくる。
石はみごとゴリアテの顔面に命中し倒れたところをダビデがゴリアテの剣で首を切り落とす。
ゴリアテが負けたこと知ってペリシテ側は逃走するのだった。
だいたいあっているけれど、ちょっとずつ違う。
最後は旧約聖書通り。
こんなゴリアテなら倒れてほしくない。
寂しさが残る。
ダビデが悪者に見える。 -
旧約聖書の話。絵と反して重いお話。
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不思議な読後感のある本。最初から、話のストーリーが明かされているのに、絵柄に引き込まれるのか、ついついページを繰っていると唐突の結末。分かってはいても、別の結末を期待している自分がいることに気づく。