- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756253903
作品紹介・あらすじ
全世界800もの銘品をAt0Z順に紹介。シングルモルトの真髄を伝える世界的ベストセラーの最新改訂版!
モルトの魔法とは? なぜ、アイラがいいのか? アイランズやハイランドを選ぶのはなぜか? どのウイスキーがライトで花のようなモルトなのか……? モルトの真髄を伝える、故マイケル・ジャクソンによる世界的ベストセラー『モルトウイスキー・コンパニオン』を氏の遺志を継ぐ財団により改訂。約600種類の新ボトリングのテイスティングを含む、約800ものモルトに関する蒸留所名などを前版よりアップデートした、シングルモルト愛飲家の必読書!
感想・レビュー・書評
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モルトとは大麦を発芽させたもので、これを原料に作られたウィスキーが、モルトウィスキー。
本書はそのモルトウィスキーの起源から主たる蒸留所と、そこで作られている主なウィスキーを、色、香り、味、そして著者の評価点も加えて詳細に紹介した、モルトウィスキー図鑑である。
なお、本書はスコットランドで作られている、いわゆるスコッチウイスキーでそのほとんどが占められているが、「ニューワールドウィスキー」として、日本やインド、アメリカ、ニュージーランド、台湾他の国々のモルトウィスキーも紹介されている。
ちなみに日本からは、最近話題のイチローズ・モルトの「秩父」、サントリーの「白州」と「山崎」が登場。
ちょっと驚いたのが、アイルランド、ウエールズ、イギリスのウィスキーが「ニューワールドウィスキー」のところで紹介されていたこと。
著者にとっては、スコットランド以外は同じエリア、あるいはU.K.内であっても「外国」である、というスコッチへの強いこだわりを感じた。
本書を読むまで、自分の知っているウィスキー銘柄のほとんどはアイルランド産だと思い込んでいたが、全てスコッチであることが判明。認識を新たにできてよかった。
あと、本書の著者は「マイケル・ジャクソン」だが、当然「ポーッ!!」でおなじみのあのマイケルとは同名の別人。ただ名前以外にも、本書のマイケルも既に故人という共通点があった。
なので本書はマイケルのこだわりを受け継ぐ、別の人たちにより情報が追加された改訂版である。
私はあまりアルコールが得意な方ではないが、それでも本書を読んで、今後ウィスキー飲めるような機会があれば、スコッチをトライしてみたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示