味覚のイコノグラフィア: 蜂蜜・授乳・チョコレート (感覚のラビュリントゥス 2)

著者 :
  • ありな書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756612243

作品紹介・あらすじ

愛を甘くする蜂蜜の、若い娘の乳の味の、エロスを食す果物の、魂を満たす断食の、新たな味覚チョコレートの表象を舌から探る、「味覚」を扱った本書から、五感のある時はめくるめく、そしてある時はひそやかな世界を紹介するこの叢書の本編がいよいよ幕を開ける。もちろん、言葉とイメージの多義的な関係を探って、ウルビーノからヴェネツィア、シチリア、ローマ、そして再びウルビーノを訪れた第一巻と同様に、今回も素敵な文化的旅程が用意されている。すなわち、読者には、一五〇〇年前後の盛期ルネサンスのフィレンツェにある上層市民の館を訪れ、一七世紀のナポリの狭い街角を舞台に展開する七つの善行に触れ、同じく一七世紀のローマで愛好されたバロック的静物表現を楽しみ、続いて北イタリアの中心都市ミラノの聖堂に置かれた作品を味読し、最後にアルプスを越えて一八世紀のパリにもたらされた新しい味覚に舌鼓を打つという楽しみを味わい、味覚が導く一五世紀末から一八世紀半ばにいたるヨーロッパの感性の歴史の旅を楽しむことができるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼
    https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000016221

  • 甘い甘過ぎる、、、

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    「愛を甘くする蜂蜜の、若い娘の乳の味の、エロスを食す果物の、魂を満たす断食の、新たな味覚チョコレートの表象を舌から探る、「味覚」を扱った本書から、五感のある時はめくるめく、そしてある時はひそやかな世界を紹介するこの叢書の本編がいよいよ幕を開ける。もちろん、言葉とイメージの多義的な関係を探って、ウルビーノからヴェネツィア、シチリア、ローマ、そして再びウルビーノを訪れた第一巻と同様に、今回も素敵な文化的旅程が用意されている。すなわち、読者には、一五〇〇年前後の盛期ルネサンスのフィレンツェにある上層市民の館を訪れ、一七世紀のナポリの狭い街角を舞台に展開する七つの善行に触れ、同じく一七世紀のローマで愛好されたバロック的静物表現を楽しみ、続いて北イタリアの中心都市ミラノの聖堂に置かれた作品を味読し、最後にアルプスを越えて一八世紀のパリにもたらされた新しい味覚に舌鼓を打つという楽しみを味わい、味覚が導く一五世紀末から一八世紀半ばにいたるヨーロッパの感性の歴史の旅を楽しむことができるだろう。」
    版元ドットコム
    http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7566-1224-3.html

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著者プロフィール

弘前大学教育学部准教授/イタリア美術史

「2019年 『光彩のアルストピア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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