99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本 (Asuka business & language books)
- 明日香出版社 (2015年12月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756918086
作品紹介・あらすじ
ムダな考え方や習慣を捨てることで、目標を達成する力や続ける力を身につけられる。
身近な例をあげながら、著者が体得した心理学的な見解を交え、実践しやすいかたちで技術を紹介していく。
見開き展開で、効果的に図を入れる。
感想・レビュー・書評
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ネガティブな考えや怠惰な習慣を断ち切る為の思考や行動について書かれた一冊。
本書を読んでほんの些細なことから悪い習慣を変えていけることが理解できました。
行動経済学や心理学の観点から実験や理論をもとに書かれており、理解が捗った点や52の項目が偉人の言葉と簡単にできることが書かれて独立しているので、自分の気になったところから読み進めていける点もいいと感じました。
本書を読んで書き出すことの重要性、自分で背負いこみすぎない、まわりをみて真似すること、完璧を求めすぎないの4点については非常に大事なことであると印象に残りました。
あとがきにも書かれているように本書を何度も読んで行動を染み付かせ習慣化することで、意識が変わっていきよりよい自分へと近付くと感じました。
本書で学んだことを活かして自分を磨いていきたいと感じた一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今から数年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに失望する。 小説家 マーク・トウェイン
→「けど」を捨てる
誰かが成功をおさめることができたということは、他の人にも同じことができるという証明である。 アメリカ第16代大統領 エイブラハム・リンカーン
→「自分にはできない」を捨てる -
読了
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99%の人はしている悪い習慣を捨てたった1%の成功者になれる本
塚本亮氏
◆悩みから自由になるために捨てる習慣
・くよくよしてしまう
ナポレオン・ヒル
あなたの能力に限界を加えるものはあなた自身の思い込み
ネガティブ感情を誰かに伝える
なんで自分だけ、と思ったら偉人の本を読む
自分のおかれている状況は成功の前提条件
楽しいことをして脳に酸素を送る
心を整理
・もの捨てられない
何を所有するかではなく何を楽しむかで豊かさが決まる
エピクロス
定価で買い直していいと思えるものを5つ捨てる
開放的空間にいると想像力がかきたてられアイディアが生まれる
捨てる=卒業
・感情を溜め込んでしまう
人生は公平ではない それに慣れよ
ビル・ゲイツ
感じたことを書きなぐる
感情を抑え込みそうになったら書く
・イライラしてしまう
オレは議論しない 議論に勝っても人の生き方は変えられない
坂本龍馬
怒りは自分を守る感情
感情を抑えず素直に
他人は他人の価値観で生きている
自分も自分の価値観で生きる
変えられないものを変えようとするより工夫 -
叱ることについて、
* 日頃からしっかりと相手の「出来ること」に目を向けることで、叱るときにもしかりやすくなる
* 叱るときには先延ばししないことが大事
* 相手を勝たせるために愛情を持って叱る(きちんと叱ることで、相手の行動がよりよいものになれば、社内や取引先などからの信頼を勝ち取ることが出来る)
が参考になった。 -
忘れたい出来事について考えないようにすることで、より多くのストレスを生み出してしまいます。悲しい感情などを書き出すことによって、精神的、肉体的な回復が早くなることがわかっています。
テレビやスマートフォン、何かをしながら食事をしていませんか?何もしないで食べるより、何かをしながら食べるほうが食事の量が多くなり、その量は1.5倍に及ぶと言われています。
モノを捨てる基準は、今、お金を出してでももう一度買いたいものか、どうか。もしそれを持っていなかったと仮定して、お金を払ってでもそれを今は買い直したいと思うものだけを残せばいいのです。
挫折する人と挫折しない人の違いは何かというと、挫折する人は一度で全てを終わらせようとしてしまうことが挙げられます。一方、挫折知らずの人は、とにかく雑でもいいので素早く1度最後まで進めるものです。そして最後まで行ったら何度も見直したり、改善を加えてよりよいものにしていけばいいことを知っています。
夢は無理に探そうとするものではありません。楽しそうだと思ったものを迷わずやってみる。チャレンジできてなかったものにトライしてみる。行ったことのないところに行ってみる。こういった行動をして、小さな変化を起こしていきます。目の前のリアルと向き合えば向き合うほど、未来が見えてきます。
完璧主義者は最初から高い目標を立てるのに対し、成功者は現実的な目標を立て、その目標を達成した先のことも考えています。
完璧主義者は目標を達成することを第一としますが、成功者はそのプロセスを目標達成と同じくらい重視します。
「やらなくて後悔する」ほうが、「やって後悔する」よりも長期的に見るとダメージが大きくなります。「けど」を捨てない限り、「やらなくて後悔する」ケースが増えてしまいます。
他人は他人の価値基準で生きていますので、自分も自分の基準で生きていくことができれば、他人の行動にイライラすることが減ります。
うまくいっている人は逃げるのがうまいのです。言い換えると、損切りがうまく、早く損切りしないと損失がどんどん膨らんでしまうことを知っているわけです。彼らは、目標を設定するときに、同時に出口を決めています。
「べき思考」は3つの問題を引き起こします。心のバランスを崩しやすくしてしまうこと。人間関係を悪化させやすいこと。視野を狭めてしまうこと。
叱る対象は人格ではなく、行動であるということに意識を向けること。相手の人格を尊重しつつも、改善すべき行動に注意を促すことなのです。
ハッキリしていることは、やるかやらないか、しかないのです。だから、「やりたいな」と思ったら、まず飛び込んでみる。あまり考えすぎないこと。「そんなのムリだよ」に流されてしまわないために、ムリかどうかはやってみなければ誰にもわからないと考えるのです。
人は他人に大きな影響を受けます。「自分には無理だ」と感じてしまうならば、できる人とつき合ってみることをオススメします。
成果が出せる人は、「成果を出せる人」の行動や思考を観察したり、教えを請いながら徹底的に真似をします。
自分は弱い人間だと割り切って、人を大切にして、人と支え合いながら生きていけばいいと考えられるようになると、強い自分になれるのです。
根拠のない思い込みの力は想像以上に強力で、プラスの思い込みはプラスの結果を、そしてマイナスの思い込みはマイナスの結果を生み出してしまいます。
そもそも、安定したいと願うことが不安定なのです。安定を失いたくない意識が強くなりすぎて積極的な行動ができないと、現状維持はできても何も生み出すことはできません。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。 -
誰が書いた本であるのか全く知らずに、本屋でパラパラ見てよさげだったので購入。実際に読み始めようと思って著者の経歴を確認した際、著者が「偏差値30でもケンブリッジ卒の人生を変える勉強」を書いた人だったことを知る。…もしかして、自慢系だったのかな、買わなくてよかった本だったのかなと思いながら、とりあえず読み進めてダメだったらやめようと思っていたら、文体も熱すぎず、きちんとした心理学的見解に基づきつつ、過去の偉人たちの名言もちりばめてあり、良い意味であっという間に読めてしまった。
心理学を勉強したことのある人には知っていることも多いのだが、日常レベルに落とし込んであるので、納得しやすい。他の本も読んでみたくなった。