- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756921376
作品紹介・あらすじ
留学なし、英会話スクールなし、子供を持つ主婦だった著者がNHK講座だけを使って英語が話せるようになったメソッドと習慣を紹介する。
「聞く」「まねする」「ディクテーション」を基本とした学習法を紹介しながら、挫折しないで英語の勉強を続けるコツを教えます。
感想・レビュー・書評
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やはり時間をつくるには、なにかしら捨て去らなければならない。
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オーソドックスなやりかたが結局いちばん強いのだろう、と。
『スパルタ英会話』でも紹介されていた10回音読する方法も出ていた。
この本の場合は100回が基本で、それぐらい喋れば口に馴染んでとっさに出てくることも多くなるという。
英作文は夢のマタ夢で、結局初めは英借文になる、というのも、どの本でも見かける通説のようだった。単語ではなく絵で描けとか、言うは易し、行うは難しなのだけれども、意識的に頭のスイッチを切り替えていかないといけない。
何よりも毎日続けるのが重要というのは、何を学ぶにも同じことであって、子供の時に比べて伸びてないなと感じるのであれば、毎日学習時間が与えられてたからこそ、伸びていたんだよということを思い返す必要がある。 -
英作文ではなく英借文というのを実践したい。勉強していて使えそうなセンテンスを見つけたらノートに溜め込んでおき、英語を話すときや英作文のときに、それらをそのまま持ってきて、つぎはぎして文章を作る。フレーズを持ってくるのではなく、センテンスをそのまま持ってくるというのが斬新だと思った。
センテンスを口に出して、そのままそっくり、徹底的に真似をする。頭ではなく、口の筋肉に覚えさせる。目標は100回。ダイアログ全体を最初から最後まで一気に通しで真似するのは大変なので、センテンス単位で練習する。ダイアログ全部ではなく、使えそうなセンテンスに絞って練習しても良い。
→過去の自分を振り返っても、記憶に残るフレーズはこうやって身につけた気がして、納得できた。
総じて、英会話のインプットについて良い知見が得られた。本書の方法でインプットの質と量を上げられると思う。
一方で、アウトプットの良い練習法はあまり書かれていなかった。何度も徹底的に口を使って繰り返し練習や英借文をやれば、バケツから水が溢れるという比喩のように、話せるようになるというスタンスだろうか。リテンション&リプロダクションはアウトプットの練習になるかもしれないが、大変そう。