制御システムセキュリティ入門 :Society5.0/Industry4.0時代に向けて社会インフラをいかに守るか

  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757103924

作品紹介・あらすじ

超スマート社会のセキュリティ/セイフティ
ライフラインや通信、交通、製造設備など、私たちの社会経済の根幹をなす重要インフラを、事故やサイバー攻撃から守る制御システム。 IoTやロボット、AIの実用化により外部ネットワークへのアクセスが増え、セキュリティ対策の見直しが急務となったSociety5.0時代のセキュリティ対策とは? 制御システムの基礎知識と最新技術、脅威と攻撃手法、リスクマネジメント、海外のセキュリティ政策までをまとめた初の体系的テキスト。

感想・レビュー・書評

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  • 従来から興味のあった分野だったが、FAについてよくご存じの方が書かれていて、非常に興味深く読むことができた。特に2010年以降に発生した具体事例は実際的な脅威として認識できた。

  • 監修者より恵投いただいて読む。
    - 制御セキュリティの基礎的な知識を習得できるp4
    - 想定する読者は制御システムの設計開発運用やセキュリティ対策の担当者 p5
    - 制御システムのセーフティ文化(p10)、CIAの原則に加えてHES(健康、環境、安全)へのの必要性(p15)、リレー、PLC、DCS、マイコンなどの各種コントローラーの違い(p31)、制御系CSIRTのすすめ(p154)
    これまで全くといっていいほど活字になっていなかった世界がこうして本にまとまっただけでも素晴らしい。

  • 請求記号 548.3/I 33

  • 制御システムや制御ネットワークの入門として、よく整理されている。反対に、制御システムセキュリティについては得られるものが多くはなかった。

    これまで、PLC, DCS, IED, リモートI/O, SCADAなどの各種機器の区別が曖昧だったが、これらを整理することができた。
    制御ネットワークの構成が、PERMという名前で階層モデル化されていることを初めて知った。

  • 制御システムの概要・脅威事例・セキュリティ対策がまとめられている本。PLCやHMIなど制御系機器の説明、TCP/IPなどネットワークと通信方式の概説、国内導入事例が多い制御系プロトコルのModbus・CC-Link・OPC-UAなどについてOSI参照モデルと対応づけた解説、StuxnetやWannaCryなど脅威事例と具体的対策、国内外のセキュリティ体制紹介等が適度な心地よさで詰め込まれている。産業IoTの入門書として社内メンバーにも紹介していきたい。

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著者プロフィール

博士(情報学)。東京大学大学院情報学環特任准教授、情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター専門委員、社団法人CySecPRO理事、CSIRTトレーニングセンター理事。サイバー攻撃防御手法の研究とセキュリティ人材育成に携わる。共著書に『サイバー攻撃からビジネスを守る』『CSIRT』(共にNTT出版)など。

「2020年 『制御システムセキュリティ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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