- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757120938
作品紹介・あらすじ
エンロン、ワールドコムだけの問題ではない。米国型資本主義、欧州型資本主義、日本型資本主義の優劣の問題でもない。資本主義の根底を支える"株式会社"の危機なのである。
感想・レビュー・書評
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エンロン事件に託けた現代資本主義批判。エンロン事件の詳細は特にない。推測からの批判が多く、特に建設的な提案はなかった。
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粉飾資本主義と著者が同じだから同じようなことを言っている。
読む順番が前後したが、この本で出てきた文章が粉飾資本主義でそのまま使われているという点が多くあった。
こちらはライブドアという特定の会社が出てきていない分、日米比較を広い視点で行っている。 -
粉飾決算を行ったとされるエンロンについて書かれています。
こういった事件は、珍しくはなく投資家は何を信じればいいのか懸念されます。 -
エンロンの粉飾を切り口に株式会社のあり方について言及されている。資本の充実と情報開示という株式会社の二つの前提が崩れ、矛盾が生まれた今、大規模株式会社に変わる新しい会社形態の登場を著者は予見する。
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2001年12月にアメリカで売上高7位のエンロンが倒産し、2002年7月に同5位のワールドコムが倒産した。
これほど規模の大きい企業の倒産は全米を激震させたが、それ以上に衝撃的なことがある。
それは、会計帳簿をごまかして虚偽の利益を計上し、それによって株価を吊り上げ、そして経営者が会社から巨額の報酬を得ていたという点だ。