進化するネットワーキング 情報経済の理論と展開

  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757121843

感想・レビュー・書評

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  • ソフトウェアはモノではなく、間断なく提供されるサービスと考える。
    オペレーションそのものが企業のコアコンピタンスになる。

  • QWERTYキーボード配列の席巻や、VHSとベータの戦い、AT&T独占から分割の歴史などは、それぞれ過去の研究文献などにも十分目配りされた議論が展開されており、読み物としても十分楽しめます。著者の専門から当然ながら、通信に関する自然独占性や規制などについても掘り下げられていて、エッセンシャルファシリティ、ユニバーサルサービス、インターネットの相互接続方式、国際通信精算料金、などの記述は理論的な理解の点で非常に参考になります。

    「ネットワークの外部性」と題された上述の内容が含まれた第一部に対して、「進化するネットワーク」と題された第二部は、Web2.0やスモールワールドネットワークを扱っていますが、やや冗長に感じる部分があったり、他の同内容を扱った書籍と比較すると十分に差別化できる内容ではないかなというのが感想です。

    トータルで見ると、良書かなと思います。

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著者プロフィール

情報セキュリティ大学院大学副学長・教授
『インフォミュニケーションの時代』(中央公論社、1984年)、『情報メディア法』(東大出版会、2005年)、共著『進化するネットワーキング』(NTT出版、2006年)。

「2009年 『「インターネットと人権」を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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