- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757142695
作品紹介・あらすじ
「たしなむ」教養と「ため込む」教養、研究・教育の質を下げる大学無格差社会、大衆主義に迎合するテレビ文化人…高等教育の普及は浮薄の普及なり。大衆主義という圧力鍋。
感想・レビュー・書評
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文系の目から見た大学の質の低下が、学生だけではなく教員にも構造的にあることを指摘した本書。
なるほど一般の大学でも同じような問題があるのかと納得した。
ただ、文系ゆえか原因の分析がその時代のせい、国の政策のせいという論調なのは少し感情的過ぎはしないか。
途中から書評の寄せ集めになっていたのは残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学の下流化はIDEの原稿を改編したものであるとのこと。それ以外はうまくもない書評を寄せ集めた本であった。
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1606円購入2011-06-28
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出だしは硬派な教養論と思いきや、後半はもっぱらエッセイに流れ、かる~い感じで読了。大学の下流化は、事実として受け止めるしかない。
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興味深いのは、大卒者の就職難は明治以来ほとんどの時期がそうであったとのこと。しかし、今との違いは高卒あるいは中卒者の就職率はその時代にも好調だったが今は高卒は大卒以上に厳しいという時代! ある意味では今は一番深刻です。就職できないためにどんどん高学歴化が進み、それが大学の質の低下(下流化)を招いているというのが主張です。以前は就職のために高卒で就職していったのですが。合コンが合ハイよりなぜ優れているか?、関東優位史観(井上章一)の紹介など、「ニッポン社会考」の小論文がどれもが楽しいです。
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大学の知的基盤の弱体化。
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資料ID:92111856
請求記号: -
最近の一方的なバカ学生、バカ大学批判本の類かと思って手にとったら、思想的な本だった。簡単に言えば全共闘や福沢諭吉まで遡りながら現在の大学の下流化を探る内容。
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難しかったけど、面白かったです。
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大学の時勉強しなかったのは、企業忍者入るのには課外活動でコミュニケーション能力磨いた方が近道だと気づいてたんだ、短絡的な私。