ジャズ耳の鍛え方 (NTT出版ライブラリーレゾナント)

著者 :
  • NTT出版
3.30
  • (1)
  • (1)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757170438

作品紹介・あらすじ

耳で聴く・身体で聴く。「頭で聴く」だけでは、ジャズはわかりません。ジャズの本当の面白さ、凄味をつかむ回路=「ジャズ耳」を教えましょう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジャズの歴史、概要、変質、特徴から、具体的な聴き方を解説。

    所々に納得しえない箇所はあるものの、非常に面白い。内容の濃さに乗せられて、あっという間に読み終える。ジャズをどう捉えるか、ジャズを構成する要素とは何かなど。

    ジャズの聴き方で重要なのは、演奏者の個性を掴むことにある。「曲想に惹かれたのではないか?」という問いかけにギクリとする。それではまだ初心者に過ぎない。
    雰囲気ではなく、あくまで個々の演奏を聴かなければいけない(らしい)。

    パーカーのアドリブの凄さは、「同時進行」と、「結果を出したこと」。パーカーの即興の目的は、抜き差しならないところに自身の身を置くことにあり、聴く側はパーカーの音を集中して聴くことによって、パーカーの感覚と同調することができる。

    後半の実践編も非常に具体的で、ネットで動画を検索しながら読めば理解が深まる。

    本の趣旨、筆者の職業柄、ジャズ至高主義が漂うのはしょうがないか。

  • ずっと初心者、でありながら、
    ずっと気になる存在であるJAZZ。
    ほんの少しだけだか、
    理解が進んだ気かしました。

  • 文学でなく、音楽ができることは、それこそ思考を経由する言葉では不可能な、感覚への直接の情動喚起の力ではないだろうか。

    「ジャズに名演あって、名曲なし。」

  • つまらなくて読む気になれない

  • ジャズのアルバムも何枚かは持っているけど、今ひとつ分かった気がしていませんでした。で、この本。読んだらジャズが分かる訳ではないのだけれど、必死になってジャズを聴き続ければそのうち分かる可能性があるのだなと思った。自転車の練習や英会話のCDを聞くのと同じで、身体能力として身に付くらしい。なんとなく納得。理論的なはなしはまったくなくて、筆者の実感からえたものを書いてあります。とりあえず、もう少し真剣にジャズを聴いてみたくはなったよ。

  • ジャズに関心はあるけど、どこからかじったらよいか、どうやったら楽しめるか分かりやすく解説されている。
    またジャズを知って入るけど、全体像が把握しにくい人にもお勧め。
    関係像から理解できるので、なるほどと思う。
    ただ、これも1解釈方法。
    文章も読みやすくてマル。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1947年、東京生まれ。慶応義塾大学商学部卒業。日本ポピュラー音楽学会会員。大学在学中の1967年、四谷にジャズ喫茶「イーグル」を開店。以来、店を営みながら雑誌、ラジオ等でジャズ批評活動を展開、現在に至る。主な著書に『ジャイアンツ・オブ・ジャズ』(宝島社文庫)『ジャズ完全入門』(宝島社新書)『新ジャズの名演・名盤』(講談社現代新書)『ジャズ・オブ・パラダイス』(講談社+@文庫)。共著に『ジャズ構造改革』(彩流社)がある。

「2008年 『マイルスからはじめるJAZZ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

後藤雅洋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×