弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757216488

感想・レビュー・書評

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  • あまり"弱者"の兵法については書かれてない

  • ノムさんは好き。けど、前に読んだ著作とかぶる部分も多いので星三つ。いや、中身は素晴らしいですよ。

  • 野村さんは弱小球団の監督を指揮してきました。
    南海のプレイングマネージャーから始まり、ヤクルト、阪神、シダックス、そして楽天の監督を経験してきました。
    そんな決して強いとは言えない球団を強いチームにできるのか。
    それは、野村さんの指導力だけではない。一つの組織をまとめる能力、リーダーとしての能力、選手を信頼する気持ちなど…。
    大きな組織を一つのモノにするために必要な組織論やリーダーの条件がわかりやすく書かれています。
    ビジネスマンはもちろん、学生にも勉強になる一冊だと思う。

  • 野村氏の野球人生を描いた本。
    自身の現役時代から楽天監督として退任するまでを、思いつくままに語りつくした印象。
    もちろんそれで良いのだが、『弱者の兵法』と冠したからには、もう少しその点にフォーカスしてほしかった。
    特に野村氏が監督に就任した当時の楽天はまさに「弱者」そのものであり、そのチームをどのようにして、クライマックスシリーズで戦うまでに強化したのか、その点を実は一番知りたかったし、それを書いた本だと思っていた。
    しかし、その点の記述は薄く、前述のとおり、自身の半生を綴ったものでしかなく、それなりに楽しめたが、ちょっとポイントの絞り方が足りないという印象。

  • 最近、野村監督の人生論に凄く注目しています。
    人間教育が如何に大切か監督は強調されています。
    技術があるから人間が育つとも言われています。
    短時間で読めますので、是非読んで頂ければと思います。

  • 【2009/11/29読了】野球での話というよりも社会として生きていくために必要な事を説かれており、自分がこれから生きていく上で常に意識していきたい事をたくさん学べた。

  • 野球経験が無いのに野球が大好きです。
    野村の現役の頃から状況やデータの分析を蓄積し、その上でデータ通りでなくデータの情報から相手の動きが変わる瞬間をゲームの中で見つける洞察力を身につけ、野村ノートに至った経緯が書かれています。
    野村のすごさは思考力と分析力と洞察力であり、生きるうえでどの分野いおいても必要なことなので、野球の本であっても読み手の心がけ次第で、野球以外にいくらでも応用が利く名著だと思います。ただ、野村ノートを読んだ自分としては、WBCと北京オリンピックの内容が加わってアップデートされているだけで、過去の焼き直しであることは否定できません。
    しかしながら、この点から評価の☆を落としているわけではなく、それ以外の野村の身だしなみや言動などについての選手への評価が、とても硬直的で誤っていると思います。
    また、ぼやきといわれるコメントは時にねちねちねちねちした気質や、嫌味に富んでいて、反骨心を生む選手や意気に感じる選手が居る反面、非常に嫌がってモチベーションが低下する選手がいるであろうと考えているので、選手に合わせて言葉を選ばないリーダーシップが非常に間違っていると思いそのため野村の全てを指示しません。

  •  野村監督のぼやきではないが、プロ野球の監督業を通して、リーダーの条件、組織論をわかりやすく語っている。野球もビジネスも同じである、勝利する組織を作り上げて行くことです。
     優秀な監督=リーダーの条件は、「伝える言葉」を持っている、「頭で考えて、腹で決める」、そして一番大切な「信頼」である。
     チームプレー=組織論とすれば、「勝つために自分はどのように役立てばいいか」を実践すること。俺が俺では、だめなのである。仕事のベクトルを合わせて、自分の生かす道を自ら探して、「貢献」していく。
     人を教えるのは、相手の「気づき、感じとる力」がたいせつだから、一から教えない。「失敗と書いて成長と読む」本当の気づきのは、失敗のときだ。俺たちは、仕事の中で、後輩の育成するとき、「気づき」を与えるような、指導を出来ているだろうか。効率化といいながら、答えを簡単に与えていないだろうか?
     最後に、「人間としての成長」の大切さを気づかなければならない。

    ノムさん、「ぼやき」もちょっとあるが、なかなかいいこと言ってるよ。

  • 野球のみならず、社会人、人間としての生き方が描かれた一冊。
    いやぁ物議を醸し出すような発言もあったのですが、社会人として通用する話ばかりでした。
    愛蔵書となりますね。

  • まずは無視、次にほめて見せ、中心になってからは非難。

    仰せごもっとも。この人とは話が合う

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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